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花守神社(はなもりじんじゃ)

別名: 花守神社、花守さま、花守の社

山形県の山峡市の中心部に近い住宅地と商店の並ぶ一角にある、小さな神社。明治9年に県庁舎の守り神として創建され、境内にえびす様を祀る末社をもつ。節分祭の豆まきで、近所の人に親しまれている。

概要

花守神社は、山形県の山峡市の中心部に近い住宅地の一角にある、小さな神社です。大きな社殿を構えて人を集めるタイプの神社ではなく、地元の人が正月や節分、子どもの節目の行事のたびに足を運ぶ、暮らしに近い社として知られています。毎年2月の節分祭では豆まきが行われ、寒さの厳しい季節に近所の家族連れが集まります。

祭神とご利益

祭神は、山の神・農業の神として知られる大山祗命、医薬・温泉・酒の神とされる少彦名命、農業と商業、縁結びの神である大已貴命の三柱です。そのため、五穀豊穣や家内安全、商売繁盛、良縁成就に加え、病気平癒、身体健全、怪我の治癒、除災招福など、願いごとの幅が広いのが特徴です。厄除けや安産の祈願も、随時受け付けられています。

歴史

創建は明治9年(1876年)です。もとは、当時の県庁舎の守護神として祀られたのが始まりで、県の役所が置かれたまちの中心に近い場所で、役所に勤める人や商家の人びとの信仰を集めてきました。以来、県庁のあった町の氏神のような役割を担い、山峡市の人びとに広く崇敬されるようになりました。社殿の大きさこそ控えめですが、百年以上にわたり、町の暮らしとともに歩んできた神社です。

境内と特徴

境内には、商売繁盛の神として知られるえびす様を祀った市神神社(いちがみじんじゃ)が、末社として鎮座しています。ここでは市神神社の例祭も行われ、商店の人びとが一年の商売の安全を祈ります。境内には、祈祷の受付(午前9時から午後5時まで)があり、お参りのついでに厄除けや安産の祈願を頼むこともできます。出張祭典にも対応しており、地鎮祭などの際に神職が現地へ出向くこともあります。車で訪れる人のために、神社の西隣には20台ほどの駐車場があります。

年中行事

一年の最初には歳旦祭が行われ、初詣の人を迎えます。2月の節分祭では、神職による祭典のあと、福豆をまく豆まきが行われ、「鬼は外、福は内」の声が境内に響きます。まかれた豆や福を拾おうと、子どもからお年寄りまでが集まり、年の数だけ豆を食べる習わしを楽しむ人も多くいます。秋には、七五三祭があり、晴れ着を着た親子連れで境内がにぎわいます。

所在地とアクセス

神社は山峡市の中心部に近い、宿場町の面影をとどめる町なかにあります。町なかの店や住宅に囲まれているため、買い物や散歩の途中に立ち寄る人も少なくありません。電話での問い合わせや祈祷の予約は、受付の時間内に行います。車の場合は、西隣の駐車場を利用できます。

地域とのかかわり

花守神社は、観光の名所というより、町の人にとって身近な「近所の神社」です。行事の準備や境内の掃除は地元の人たちが分担し、節分や七五三のような季節の行事を通じて、世代を超えた顔なじみが生まれています。雪の降る年には、足元を気にしながらの参拝になりますが、それでも節分の豆まきは、冬の終わりと春の訪れを知らせる行事として、長く受け継がれています。

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