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北関精機株式会社(ほっかんせいきかぶしきがいしゃ)

別名: 北関精機、北関精機(株)

群馬県内の太和田市にある、従業員約400人の自動車部品メーカー。トラックやバス向けの電装品を中心に、発電機や小型冷蔵庫も手がけ、明治の創業から100年を超える歴史をもつ。

概要

北関精機株式会社は、群馬県内の太和田市にある電気機器・自動車部品のメーカーである。従業員は約400人で、隣の市にある工場を中心に、ディーゼルトラックやバスなどの大型車両に使う電装品を主力として製造している。電装品のほかに、携帯用の発電機、小型の電気冷蔵庫、車両用のモータも手がけ、自動車部品の会社でありながら、暮らしや仕事の場で使われる電気機器まで製品の幅が広い。

沿革

前身は明治41年に東京で開かれた小さな電気工業所で、創業者が電気機器の製造を始めたのが出発点とされる。大正8年に法人組織へ改め、昭和9年に現在の社名の前身となる名称へ改称した。昭和11年には本社工場を東京の市街地に新築して移り、戦後は昭和24年に株式を証券取引所へ上場した。

昭和37年には小型の電気冷蔵庫の製造を始め、昭和40年には携帯用発電機の製造販売に乗り出した。昭和51年には本社を東京の別の区へ移すとともに、群馬県の新野地区に工場を完成させて操業を移した。以降は群馬の工場が生産の中心となり、製造の拠点は関東北部へ根を下ろしていった。

事業や特徴

事業の柱は大きく三つに分かれる。

このほか、ハイブリッドトラックや小型の電動トラックに使うモータの開発にも力を入れており、車の電動化に合わせて製品の中心を少しずつ移している。

工場と所在地

本社機能を兼ねる工場は、群馬県の北関東自動車道に近い工業地帯にある。広い敷地に組み立てや検査の棟が並び、部品の加工から組み立て、試験までを一貫して行う。製品ごとに別のラインを持つため、少量で多品種の生産にも対応できる。

地域とのかかわり

従業員の多くは近隣の市や町から通い、地域の雇用を支える会社である。群馬県は自動車関連の工場が集まる地域であり、北関精機も、完成車メーカーや部品会社が連なる取引の輪の一員として、県内のものづくりを支えてきた。また、近年は経営の枠組みの見直しが進み、株式の非公開化を含む再編を通じて、電動化への対応と事業の立て直しをはかっている。

沿革からみた特色

創業から100年を超える間に、電気の知識を土台として、自動車、冷蔵庫、発電機へと製品を広げてきたことが、この会社の大きな特色である。ひとつの分野が落ち込んでも別の分野で補えるため、景気の波に左右されにくい構えをつくっている。