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北の森公園(きたのもりこうえん)

別名: 北の森、北の森総合公園

群馬県咲良野市の北部にある、面積約26ヘクタールの県立の総合公園。かつて国の火薬製造所があった土地に、多くの木を植えて育てた「木の多い公園」で、入園は無料。

概要

北の森公園は、群馬県咲良野市の北部にある県立の総合公園です。面積は約26ヘクタールで、園内にはシラカシ、クヌギ、コナラなどの木が数多く植えられ、近所の人にとっては「木の多い公園」として親しまれています。入園は無料で、年間の来園者は約50万人にのぼります。散歩やジョギング、子どもの遊び、美術館や博物館の見学など、さまざまな目的で人が訪れます。

所在地とアクセス

咲良野市の北の外れ、綿貫にあたる地区に位置します。最寄りの駅から市内循環バスで約25分、車の場合は高速道路のインターから約10分です。駐車場は正面入口に約330台、北入口に約230台ぶんあり、週末や行事の日にはどちらも混み合います。園内にはウォーキングコースが整えられているほか、県内の二つの市を結ぶ自転車道が通っており、サイクリングの途中に立ち寄る人もいます。徒歩や自転車で訪れる近隣の住民も多く、朝夕は犬の散歩をする人の姿がよく見られます。

歴史

この公園は、明治百年を記念する事業のひとつとして計画されました。1968年に整備が始まり、1974年10月に開園しています。公園になる前のこの土地には、明治15年(1882年)から終戦まで、国の火薬製造所が置かれていました。黒色火薬やダイナマイトがつくられていた場所で、いまも園内には、爆風をさえぎるために築かれた土塁などの跡が残っています。かつての工場の跡地に、地域の気候や風土に合う木を大規模に植えて育てた、という経緯をもつ公園です。開園から五十年以上がたち、当初に植えられた苗木は大きく育って、いまでは園内のどこを歩いても深い木陰ができています。

見どころと特徴

園内の中心は、約4ヘクタールある広い芝生広場です。ほかに、小さな子が遊べる「あそびの広場」、坂を駆け上がって遊べる「わんぱくの丘」、ベンチでゆっくり過ごせる「かたらいの丘」などの区画があります。木立の中の散策路は、舗装された道と土の道が組み合わされ、歩く人の体力や好みに合わせて選べます。春は新緑、夏は濃い木陰、秋はクヌギやコナラの紅葉と落ち葉、冬は葉を落とした林の明るさと、季節ごとに表情が変わるのも特徴です。秋には地面にどんぐりが落ち、拾いに来る親子連れもいます。入り口付近の木は秋口まで緑が濃く、冬の朝には霜柱が立つこともあります。

文化施設と行事

園内や敷地の周辺には、美術館や博物館などの文化施設が置かれており、散歩のついでに展示を見て回ることができます。芝生広場では、季節ごとに市民参加のイベントや催しが開かれ、家族連れでにぎわいます。休日にはスポーツ大会や野外の学習行事の会場になることもあり、学校や地域の団体による利用も少なくありません。

利用のしかた

入園料はかからず、いつでも自由に立ち寄れます。駐車場は無料で使えますが、行事の日は早い時間から満車になることがあります。夏の暑い日でも、木かげのベンチは風が通って涼しく、昼すぎや夕方に子どもを連れて寄る人がよくいます。雨の日は足もとがぬかるむ場所があるため、歩きやすい靴で出かけるのがすすめられます。犬の散歩をする場合は、リードをつけ、ふんを持ち帰るのが決まりです。

周辺

公園のまわりは、住宅地と畑、小さな林が混じる落ち着いた土地です。帰り道に脇の道を通って家へ向かう中学生や、散歩の途中で立ち話をする近所の人など、日々の暮らしのなかに溶け込んでいる公園でもあります。