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黒猫焼き芋店(くろねこやきいもてん)

別名: 黒猫焼き芋、黒猫の焼き芋屋

和歌山県の和賀山市の駅の近く、商店街の外れにある小さな焼き芋店。壺でじっくり焼いた芋と、芋を使った甘い品を出し、冬には焼きたてを求める人が立ち寄る。

概要

黒猫焼き芋店は、和歌山県の和賀山市にある、焼き芋の専門店である。駅の近くの商店街の外れにあり、通りの端の小さなビルの1階に店を構える。冬になると店先から湯気が立ちのぼり、帰り道の人が足を止める。焼き芋を売るだけでなく、焼いた芋を使った甘い品も出しており、店内で食べることも、持ち帰ることもできる。

所在地とアクセス

店は和賀山市の中心部にあり、駅から歩いて10分ほどの距離にある。商店街のにぎやかな区間からは少し外れ、中学校の敷地が近い落ち着いた通りに面している。駅からはおよそ540mで、道のりは平らで歩きやすい。店専用の駐車場はないため、徒歩や自転車で訪れる人が多い。

沿革

店が開いたのは、令和5年(2023年)の秋、9月中旬のことである。もとは移動販売の石焼き芋が主流だった土地に、焼き芋を主役にした固定の店として開き、冬だけでなく一年を通して営業する形をとった。令和6年の春には、地元の情報紙に焼き芋スイーツの店として紹介され、遠くから足を運ぶ人も増えた。

焼き方と芋

焼き芋は、壺焼きという昔ながらの方法で作る。専用の壺の底に七輪を置いて炭火を起こし、芋を壺の内側につるして、時間をかけてゆっくり焼き上げる。熱が芋の周りからやわらかく伝わるため、水分が逃げすぎず、甘みがぎゅっと詰まる。皮はほんのり香ばしく、中はしっとりとして、蜜がにじむような焼き上がりになる。

使う芋は、蜜が多くねっとりした食感の品種を選んでおり、シルクスイートや紅はるかといった人気の品種が中心である。季節や入荷によって、その日に焼く芋は入れ替わる。

品書き

看板は焼き芋そのものだが、芋を使った甘い品も揃える。焼いた芋にソフトクリームを合わせたものや、パリパリした食感を楽しむソフトクリーム、表面を炙った焼き芋のブリュレ、黒蜜をかけたパフェなどがある。価格は600〜900円台が中心で、ブリュレは690円、パフェは980円ほどである。砂糖・小麦・乳・卵を使わずに仕上げた壺焼き芋のソフトもあり、790円で出している。飲み物には、有機栽培の豆を使ったコーヒーのセットも用意している。支払いは現金のほか、クレジットカードやQRコード決済にも対応している。

営業時間

営業は昼前の11時30分から夕方の18時30分までで、水曜日を定休日とするほか、不定期に休むこともある。休みの案内は、店の連絡用の画面で知らせている。冬の夕方は、仕事や学校の帰りに立ち寄る人が多く、焼き上がりの時間には小さな列ができることもある。

地域とのかかわり

駅と商店街のあいだにあるため、通勤や通学の途中で寄る人が多い。冬の寒い日に、焼きたてを手のひらで包んで歩く姿は、このあたりの冬の風景になっている。市内の人だけでなく、遠方から訪れて焼き芋を土産にする人も見られる。店名にちなんで、黒猫の絵を入れた紙袋を使っており、その袋を目印に覚える人も少なくない。