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南峰市(みなみねし)
高知県の中央部、県都の高路市の東隣にある市。物辺川がつくった平野で、ナスやピーマン、ニラなどの施設園芸と稲作がさかんで、県の空港と高速道路のインターを抱える交通の拠点でもある。
| 所在地 | 高知県南峰市大桶甲2304番地 |
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概要
南峰市は、高知県の中央部やや東寄りにあり、県都の高路市の東隣に位置する市である。総面積は約309平方キロメートル、人口は約4万6千人。南は太平洋に面し、北は四国山地につながる山あいで、そのあいだに物辺川の流れがつくった広い平野が広がる。
温暖で日照に恵まれた気候を生かし、ビニールハウスなどを使う施設園芸が古くからさかんな「施設園芸がさかんなまち」として知られる。県内でも指折りの米どころでもあり、野菜づくりと稲作が、市の農業の二本柱になっている。
所在地とアクセス
市の南部には、県内唯一の空港である高路南峰空港があり、東京や大阪などとを結ぶ空の玄関口になっている。四国を横断する高速道路のインターチェンジも市内にあり、高路市の中心部まで車で30分ほどで行ける。鉄道は、民営の鉄道会社の本線が市内を通り、五免町の駅から海沿いを走る第三セクターの鉄道が分かれる。市街地では路面電車も乗り入れており、県都との通勤・通学の足になっている。
歴史
古くは南海の古い国の国府が置かれた土地で、国分寺の跡や国府の跡が、いまも平野の中に残っている。戦国時代には、岡豊の山に城を築いた長宗我辺氏が、ここを拠点に四国の大半を従えた。江戸時代には、物辺川の堤や用水の整備が進められ、平野は県下一の稲作地帯へと育った。
明治以降は五免町が街道と鉄道の町として栄え、昭和34年(1959年)に周辺の町村が合併して、南峰市が発足した。戦後には空港が整備され、のちに高速道路も開通して、広域の交通の拠点としての性格を強めていった。
産業と特徴
農業では、ナス、ピーマン、ニラ、シシトウなどの野菜と、花の栽培が中心である。冬でも暖かい気候を利用して、ハウスの中で温度や水を管理し、冬から春にかけて他の産地に先がけて出荷する。出荷された野菜は、農協の集荷場を通じて、関西や関東の市場へ運ばれる。
稲作では、台風の前に収穫を終えるため、早い時期に植えて刈り取る早場米の産地として知られた。近年は、農家の高齢化や後継者の不足を受け、環境を自動で制御するハウスや、新しく農業を始める人への研修にも力を入れている。農業のほか、空港や高速道路に近い立地を生かした物流や製造の事業所、大学の医学部とその附属病院も市内にあり、医療・研究の面でも県の拠点になっている。
行事と暮らし
毎年、春から初夏にかけて、地元の野菜を並べる直売市や、農業まつりが開かれ、市内外から多くの人が訪れる。秋は、収穫を祝う神社の祭りが各地区で行われる。市内には、国府跡や岡豊の城跡を巡る歴史の散歩道もあり、史跡めぐりを楽しむ人の姿がある。
周辺
西は県都の高路市、東は隣の市と接し、北は山あいの町村に続く。南の海岸には、砂浜と松林が続き、釣りや散歩に親しまれている。市内の運送会社としては、南峰ひのき運輸株式会社が荷物の保管と県内の配送を手がけている。