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せせらぎ苑(せせらぎえん)

別名: 特別養護老人ホーム せせらぎ苑、せせらぎ苑(韮野市)

韮野市の穴野町にある、平成18年10月開設の特別養護老人ホーム。完全個室のユニットケアを行い、施設内の厨房で毎日約200食の食事を手づくりしている。

概要

せせらぎ苑は、山梨県の韮野市にある高齢者施設です。介護が常に必要で、自宅での生活が難しい高齢の人が暮らす特別養護老人ホーム(特養)で、社会福祉法人が運営しています。居室はすべて個室で、少人数のグループごとに生活を組み立てる「ユニットケア」の方式をとっています。施設の厨房では、入居者や通所の利用者、職員の分を合わせて、1日に約200食の食事を作っています。

所在地と環境

施設は韮野市の穴野町にあります。周囲は果樹園や雑木林、田畑に囲まれた緑の多い環境です。近くには小さな流れがあり、名前の「せせらぎ」はそれに由来します。窓からは季節ごとの景色が見え、春は桜や新緑、夏は深い緑、秋は紅葉、冬は葉の落ちた木立と、一年の移り変わりを暮らしの中で感じられます。市の中心部からは車で行くのが基本で、家族の来訪や職員の通勤には自家用車が多く使われています。

沿革

平成18年10月に開設されました。開設の段階から、大部屋を中心とした従来型ではなく、個室とユニットケアを組み合わせた新しい型の特養として整えられたのが特徴です。その後は、利用者や家族の声を受けながら、看取りへの対応、感染症対策、防災訓練の充実などを進めてきました。

暮らしとケア

個室とユニットケアでは、入居者が10人前後の小さな単位で、顔なじみの職員とともに過ごします。起床や入浴、食事の時間は、できるだけ一人ひとりの習慣に合わせます。居室には、使い慣れた家具や写真を持ち込めます。共同の居間と台所では、入居者と職員が同じテーブルを囲み、家庭に近い雰囲気で過ごします。日中は、体操や歌、手芸、散歩などの活動があります。

食事と厨房

食事づくりは、せせらぎ苑の大きな柱の一つです。管理栄養士が、栄養のバランスと入居者それぞれの状態をふまえて献立を立てます。調理は、施設内の厨房で厨房スタッフが行います。1日あたり約200食を朝・昼・夕の3回に分けて作り、ユニットごとに温かいまま届けます。

かむ力や飲み込む力が弱い人には、刻み食、やわらかく煮た食事、ミキサー食、とろみをつけた食事などを用意します。糖尿病や腎臓病などの療養食にも対応します。普段の食事のほかに、ひな祭りや端午の節句、お盆、敬老の日、年越しなど、季節に合わせた行事食やイベント食も出します。地元の韮野市はぶどうやももの産地で、旬の時期には果物がデザートに登場します。

地域とのかかわり

夏祭りや運動会などの行事には、家族や近所の人、ボランティアが参加します。地域の学校や園との交流もあり、子どもたちの訪問が入居者の楽しみになっています。災害時には、備蓄や職員の体制を整え、地域の人の力を借りながら、入居者の安全を守る準備をしています。

働く人

介護職員、看護職員、相談員、ケアマネジャー、管理栄養士、調理師、事務職員などが働いています。厨房では、正規の調理員に加えてパート職員も多く、早朝から夕方まで交代で食事づくりを支えています。

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