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特別養護老人ホーム 杉ノ郷苑(とくべつようごろうじんほーむ すぎのさとえん)
社会福祉法人 杉ノ郷会が運営する、定員80名の特別養護老人ホーム。福島県の福洲市にあり、ユニット型の個室で暮らしを支え、短期入所(ショートステイ)も受け入れている。
概要
特別養護老人ホーム 杉ノ郷苑は、社会福祉法人 杉ノ郷会が運営する、定員80名の特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)である。福島県の福洲市の山あいに近い住宅地にあり、常に介護が必要で自宅での生活が難しい高齢の人が、食事・入浴・排せつなどの介助を受けながら暮らす。入居は原則として要介護3以上の人が対象で、入居の申し込みは市の窓口や担当のケアマネジャーを通じて行われる。
所在地とアクセス
所在地は福洲市の山野口地区で、田畑と住宅が混ざる静かな一帯にある。市街地から車で10分ほどの距離で、面会に来る家族の多くは自家用車を使う。敷地には来訪者用の駐車場があり、送迎用の車両も置かれている。近くには路線バスの停留所があり、公共交通で訪れる人もいる。
施設の特徴
居室はユニット型の個室を中心としている。ユニット型とは、10人前後の少人数でひとつの生活単位(ユニット)をつくり、共用の居間と食堂を囲んで暮らす形のことで、大きな食堂に全員が集まる従来型に比べて、一人ひとりの生活のリズムを尊重しやすい。個室には使い慣れた家具や写真を持ち込むことができ、自宅に近い雰囲気で過ごせる。
リハビリテーションの実施にも力を入れており、機能訓練指導員が、立ち上がりや歩行、飲み込みの力を保つための訓練を日々の生活の中に取り入れている。通院が必要なときは、協力する医療機関と連携して受診や健康管理を行う。
提供するサービス
- 入所(長期入所): 定員80名が、日常生活の介助と看護、栄養管理、レクリエーションを受けながら暮らす。
- 短期入所生活介護(ショートステイ): 在宅で介護を続ける家族の負担を軽くするため、数日から数週間のあいだ、食事・入浴・生活の介助を提供する。冠婚葬祭や家族の病気、休養のための利用が多い。
- 送迎: 通院や行事の際に、施設の車両による移動の支援を行う。
一日の流れと行事
朝は起床と着替えの介助のあと、各ユニットの食堂で朝食をとる。午前中は入浴や機能訓練、レクリエーションが行われ、昼食のあと休息の時間をとる。夕方には夕食と就寝の準備を行い、夜間も職員が見守る。
季節の行事としては、春の花見、夏の夕涼み会、秋の敬老会、冬のもちつきや年越しの行事などがある。地域のボランティアや近くの学校の児童が訪れて、歌や踊りを披露することもあり、入居者にとって外とのつながりを感じる機会になっている。
運営と職員
運営する社会福祉法人 杉ノ郷会は、高齢者の福祉を中心に、介護や在宅支援などを担う法人である。施設には、介護職員、看護職員、生活相談員、介護支援専門員(ケアマネジャー)、管理栄養士、機能訓練指導員、事務職員が勤務し、ユニットごとに担当の職員を決める「担当制」で、顔なじみの関係の中でケアを行う。職員の研修や資格取得の支援にも取り組んでいる。
地域とのかかわり
杉ノ郷苑は、介護の相談を受ける窓口として、地域の人にも開かれている。家族会や見学会、介護に関する勉強会を通じて、認知症や介護の不安を抱える家族の相談にも応じる。災害時には、地域の高齢者を受け入れる福祉避難所としての役割も想定されている。県北部の他の特別養護老人ホームとも情報を交換しながら、地域の介護を支えている。