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明洲精機株式会社(あけすせいきかぶしきがいしゃ)

別名: 明洲精機、明洲精機(株)

明洲市に本社と工場を置く、金属の精密部品の加工メーカー。1962年に創業し、従業員は約120人。切削加工から検査までを一貫して手がけ、機械メーカーや装置メーカーの部品を支えている。

概要

明洲精機株式会社は、金属の精密部品を加工するメーカーである。東京都の明洲市に本社と工場を置き、1962年に創業した。従業員は約120人で、中小規模の部品メーカーとして、産業機械や計測機器、半導体関連の装置などに使われる部品を受け持っている。図面を預かって加工する受注型の会社で、1個から数百個までの小ロットと、繰り返し注文のある中量産の両方に対応する。

沿革

1962年、月見川に近い町工場として、数人の職人による旋盤加工から始まった。創業のころは、機械メーカーから頼まれる軸やブッシュ(筒状の部品)など、単純な形の部品が中心だった。

1970年代には、需要の増えた工作機械向けの部品を請けて工場を広げ、フライス盤やボール盤を加えて、角物と丸物の両方を加工できる体制にした。1980年代には数値制御(NC)の旋盤とマシニングセンタを入れ、図面どおりの寸法をくり返し出せるようになった。1990年代以降は、複合加工機や三次元測定機を導入し、加工から検査までを社内で終える流れを整えた。従業員は、この間に10人ほどから約120人へと増えている。

事業と特徴

主な事業は、ステンレス、アルミ、真ちゅう、鉄系の材料を使った切削加工である。旋盤で削る丸物と、マシニングセンタで削る角物のどちらも扱い、穴あけ、ねじ切り、研削などの仕上げも行う。公差(許される寸法のずれ)が数ミクロンという部品もあり、温度による伸び縮みを考えて、測定は恒温の部屋で行う。

仕事の進め方には、次のような特徴がある。

工場と設備

本社の敷地には、旋盤、マシニングセンタ、研削盤などを置いた加工の棟と、検査室、材料の倉庫、事務所がある。機械は工程ごとに並べ、材料の入荷から出荷まで流れが一方向になるようにしている。切りくずや切削油は分別して回収し、油は処理を委託して再利用につなげている。

人と育成

従業員の約3分の2は、加工と検査の現場で働く。新入社員は、まず測定と簡単な旋盤作業から覚え、数年かけてマシニングセンタのプログラム作成や段取りを任される。技能検定(機械加工)の受験を会社が後押しし、取得者には手当が出る。地元の工業高校の生徒を受け入れる見学や職場体験も、毎年行っている。

地域とのかかわり

明洲市は、住宅地が広がり、月見川が流れる市で、こうした小さな工場が住宅地のあいだに点在している。同社は、近隣の部品メーカーと仕事を分け合ったり、設備を貸し借りしたりして、市内のものづくりの一端を担ってきた。工場の見学や、地域の清掃活動にも参加し、市の工業の紹介行事で自社の部品を展示することもある。

詳しくは、市の項目の明洲市も参照。

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