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朝日野厚生病院(あさひのこうせいびょういん)
朝日野市にある、農業協同組合の連合会が運営する総合病院。昭和16年の開設以来、地域の中核病院として救急や専門医療を担い、令和2年には地域医療支援病院に承認された。
概要
朝日野厚生病院は、朝日野市にある総合病院です。北海道内の農業協同組合がつくる厚生農業協同組合連合会(厚生連)が開設者で、農村部の医療を支えるという厚生連の流れをくみながら、いまは市街地の住民も広く受け入れる地域の中核病院として働いています。病床は約400床で、診療科は内科系・外科系をあわせて24ほどあります。北海道の内陸にあるこの市の周辺地域からも、多くの患者が通っています。
沿革
病院のはじまりは昭和16年(1941年)1月1日です。市内の民間病院を買い取り、「上川医聯保健病院」として開設されました。その後、「北聯保健病院」「北農朝日野保健病院」「北農朝日野厚生病院」と名前を改めています。昭和23年(1948年)に道内の厚生連が発足すると、その病院となり、「厚生連朝日野厚生病院」と呼ばれるようになりました。
昭和63年(1988年)3月30日には新しい病院が建てられ、現在の場所へ移りました。救急医療の指定は昭和39年(1964年)からで、長く地域の夜間・休日の救急を受けてきました。令和2年(2020年)9月には、地域のかかりつけ医を支える「地域医療支援病院」にも承認されています。
診療科と設備
診療科には、血液・腫瘍内科、代謝・内分泌内科、呼吸器科、消化器科、循環器科、神経内科、小児科、外科、呼吸器外科、整形外科、産婦人科、皮膚科、形成外科、泌尿器科、耳鼻咽喉科、眼科、放射線科、麻酔科、精神科、リハビリテーション科、病理診断科、地域医療科などがあります。病床はすべて一般病床です。
人工透析をおこなう透析室は20床ほどで、病院の中には健康診断や人間ドックをおこなう健康管理の部門も置かれています。画像診断のための検査機器や、手術室、集中治療のための病床なども備え、重い病気やけがにも対応できる体制を整えています。
救急と地域の医療
救急医療では、昭和39年の指定以来、急に具合が悪くなった人の受け入れを続けています。夜間や休日にも医師と看護師が待機し、市内外の消防や近隣の診療所と連携して患者を迎えます。
地域医療支援病院としては、かかりつけ医からの紹介患者を受け入れ、症状が落ち着いた患者を地域の診療所へ戻す「紹介・逆紹介」を進めています。高額な医療機器をかかりつけ医が共同で使えるようにしたり、地域の医療者向けの研修会を開いたりして、地域全体の医療の質を支えています。
厚生連の病院として
運営する厚生連は、農業協同組合の組合員とその地域の暮らしを守ることを目的にしています。そのため病院では、農作業に関わるけがや病気、農閑期に合わせた健診など、農村の暮らしに寄り添った医療にも取り組んできました。人間ドックや健康診断は、地域の事業所や農協の組合員にも広く利用されています。
利用案内
外来は原則として平日の日中に受け付けており、初めて受診する場合は、かかりつけ医の紹介状があると手続きがスムーズです。紹介状がない場合は、別に料金がかかることがあります。入院の相談や医療費の相談には、院内の相談窓口が応じています。夜間や休日に急病になったときは、救急の窓口を利用します。
周辺
病院は朝日野市の市街地にあり、バスや自家用車で通う人が多くいます。冬の寒さが厳しい土地柄のため、凍結した路面での転倒によるけがなど、季節に応じた救急の受診も多くなります。