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藤波市(ふじなみし)

別名: 藤波

神奈川県の南東部にあり、南は相模湾に面した人口約44万人の市。江乃島の海辺、駅前の繁華街、台地の住宅地、工場の敷地が一つの市の中に並ぶ。

概要

藤波市は、神奈川県の南東部にある市で、南は相模湾に面している。人口は約44万人で、県内では4番目に大きく、全国の市の中でも上位にあたる。面積は約70平方キロメートルで、南の海辺の低地から、北へ向かって台地が広がる。海辺の景色、駅前の繁華街、住宅地、工場の敷地が、ひとつの市の中に並んでいる。温暖な気候で、夏は海水浴やサーフィンの人でにぎわい、ふだんは通勤や通学の人の暮らしがまちを支えている。

所在地と地形

市の南端には、陸と細い砂州で結ばれた小さな島「江乃島」があり、島の周囲の砂浜は、サーフィンやビーチバレーなどの海のスポーツに使われる。海沿いの平地に続いて、北側には相模台地と呼ばれる高さのある土地が広がり、台地の上と谷あいに住宅地が連なる。南の海と北の台地で、暮らしの景色が大きく変わるのが特徴である。市内には小さな川がいくつか流れ、海へ注ぐ河口のあたりは、散歩やジョギングの人が多い。東隣には港町の横波市があり、西には海沿いに別の市が続く。

交通

市の中心は藤波駅で、民営の鉄道会社の本線、私鉄の線、海岸沿いを走る小さな電車の3つの路線が集まり、市内でいちばんの乗り換え駅になっている。東京都心や横波市方面へ通う人が多く、地下鉄の延伸線やモノレールとの乗り継ぎもできる。市内には複数の駅がそれぞれの住宅地の玄関口をつとめ、海辺へ向かう人と通勤の人が同じ駅を使う。海岸沿いの国道は、休日に江乃島へ向かう車で混み合う。駅前にはバスの発着場があり、台地の住宅地や大学の校舎、工場の敷地へ向かう路線が出ている。

歴史

鎌倉時代の1325年に、時宗という仏教の宗派の総本山にあたる寺「遊行院」が開かれ、寺の門前に人が集まるようになった。江戸時代初めの1601年には、街道の宿場に定められ、旅人と物資の行き来する土地として栄えた。明治になると、海辺は保養地として知られるようになり、別荘や海水浴場が整えられた。1940年に市となり、当時の人口は約3万人だった。1964年の東京の五輪では、江乃島の沖でヨット競技が行われ、海のまちとして広く知られるようになった。戦後は人口が大きく増え、ベッドタウンと工業のまちとして育った。

見どころと特徴

江乃島は、市を代表する観光地で、橋と砂州の道で渡れる。島には海の神を祀る神社、見晴らしの塔、海に面した洞窟があり、夜には灯りの飾りつけが行われる時期もある。島を望む海岸では、朝夕に散歩や犬連れの人が絶えない。駅の北側には遊行院の門前町の面影を残す通りがあり、寺の境内は静かな散歩の場所になっている。駅前には大型の商業施設や商店街がそろい、買い物や食事の人でにぎわう。

産業と暮らし

市の北部や内陸の一角には工場や研究施設が集まる地区があり、機械や食品、医薬に関わる企業が事業所を構えている。大学のキャンパスも置かれ、学生が住むアパートや下宿が駅の周辺に多い。台地の住宅地は、買い物と通勤に便利な暮らしやすさで知られ、子育ての世帯が多い。漁港では小魚の水揚げがあり、しらす料理を出す店が海沿いに並ぶ。

行事と利用

夏には海開きに続いて花火の大会が催され、浜辺に多くの見物客が集まる。秋には遊行院の周辺で市が立ち、冬には海から見る富士山の眺めを求める人が江乃島に訪れる。海岸ぞいの道は、自転車や散歩の人も多く、四季を通じて海のまちらしい景色を楽しめる。

周辺

東には横波市、近くの内陸には泰野市が広がり、同じ神奈川県内の海と山のまちとあわせて、日帰りで巡る人も多い。泰野市 とは、通勤や買い物で行き来する人もいる。

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