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はなみずき公園(はなみずきこうえん)
秩野市内の住宅地のそばにある、ベンチと小さな広場のある市民向けの公園。ハナミズキと春の芝桜で親しまれ、入園は無料。
概要
はなみずき公園は、秩野市内の住宅地のそばにある市民向けの公園です。広さは約30ヘクタールで、昭和55年(1980年)に開園しました。園内には、ベンチと小さな広場があり、近所の人が散歩や休憩、立ち話に立ち寄っています。園の名のもとになったハナミズキは、広場のまわりや園路沿いに植えられています。春の終わりには白や薄紅の花をつけ、花の時期が過ぎたあとは、つやのある葉が雨に濡れて光ります。山に囲まれた盆地の市にあって、園内の高いところからは、まちの屋根と周りの山並みを見渡すことができます。
所在地とアクセス
公園は、秩野市の中心市街地の南側、小高い丘の上にあります。民営の鉄道会社の駅からも、私鉄の秩野線の駅からも、歩いて15分から20分ほどです。住宅地の路地を抜けて、ゆるやかな坂を上っていくと、丘のふもとの入り口に着きます。芝桜が咲く時期には、駅から公園へ向かう人が増えるため、臨時の列車が走り、周辺では交通規制が行われます。車で来る人は、期間中の混雑に注意が必要です。入園は無料で、散歩のついでに立ち寄ることができます。ふだんの日は静かで、朝は犬を連れた人や、体を動かす人の姿が見られます。
歴史
公園は、市街地の南の丘を、市民の憩いの場として整える計画のなかで、昭和55年に開園しました。設計は、造園の専門家が手がけています。開園のころは、丘の斜面は草地に近い姿でしたが、その後、少しずつ植栽が増え、芝桜の斜面が整えられました。園路やベンチ、広場も、年を重ねるうちに手が加えられ、住宅地に暮らす人が日常的に使える公園になりました。いまでは、市の春の観光を代表する場所の一つとして知られています。
見どころと特徴
公園は大きく、北側の区域と南側の区域に分かれています。
- 芝桜の丘: 南側の区域にあり、約17,600平方メートルの斜面に、約40万株の芝桜が植えられています。9つの品種が配され、桃色と白の色が斜面いっぱいに広がります。見ごろは、4月の初めから5月の初めまでです。
- 見晴らしの丘: 丘の高い場所にあり、芝桜の斜面と、そのむこうの武光山を望めます。晴れた日は、山の稜線がくっきりと見えます。
- ベンチと小さな広場: ふだんの公園の中心です。木陰のベンチで、おにぎりや弁当を食べる人もいれば、ただ腰かけて雲の動きを眺める人もいます。
- ハナミズキの並木: 園路沿いと広場のまわりに植えられ、春の終わりに花をつけます。
行事や利用
春の芝桜の時期には、花を見に市の内外から多くの人が訪れます。期間中は、園内の売店で地元の食べ物や土産が並び、にぎわいます。夜に特別な照明を行う日もあり、昼とはちがう雰囲気を楽しめます。ふだんは、地元の人の散歩、ジョギング、休憩、子どもの遊びの場として使われます。雨の日の夕方は人が少なく、水たまりのできた広場や、濡れたベンチと、つやつやした葉の緑が静かに残ります。また、晴れて空気の澄んだ日の夕方には、天気の変わり目に雲が動き、遠くの尾根がふっと現れる様子を、ベンチから眺められます。
周辺
公園のまわりは、住宅地が広がっています。学校の帰りに立ち寄る生徒や、勤めの帰りに少しだけ歩く人もいます。まちの中心部へは歩いて下りることができ、市役所のある中心市街地までは、あまり遠くありません。市の山あいの風景と、住宅地の暮らしが、ひとつづきに感じられる場所です。公園のそばを通る道は、生活の道として朝夕に人が行き交い、花の季節だけでなく、一年を通して地域の人に親しまれています。
利用のめやす
開園の時間に決まりはなく、散歩の人は朝から夕方まで思い思いに使っています。芝桜の時期の週末は、昼前後がもっとも混み合うため、朝のうちに訪れると、ゆっくり歩けます。斜面には段差や坂があるので、歩きやすい靴で行くのがすすめられています。ごみは持ち帰るのが決まりで、園内では、花を踏み荒らさないように、決められた園路を歩きます。