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小規模多機能 ひだまりの家(しょうきぼたきのう ひだまりのいえ)
横野市の住宅地にある、古い民家を改装した小規模多機能型居宅介護の事業所。登録定員29人以内の利用者を、通い・泊まり・訪問を組み合わせて支える。
概要
小規模多機能 ひだまりの家は、横野市の住宅地にある小規模多機能型居宅介護の事業所である。もとは地域の古い民家で、住まいの雰囲気を残したまま改装して使っている。玄関で靴を脱いで上がる造りや、縁側に面した広い居間、畳の部屋が、そのまま利用者の過ごす場所になっている。
小規模多機能型居宅介護は、平成18年4月に始まった地域密着型サービスの一つである。住み慣れた地域で暮らし続けられるよう、「通い」を中心に、「泊まり」と「訪問」を一つの事業所が柔軟に組み合わせて提供する。利用者は要介護1から5の認定を受けた、事業所のある市の住民が対象となる。
所在地と建物
事業所は、横野市の市街地から少し離れた静かな住宅地に建つ。周囲は戸建ての家が並び、市内を流れる雄波川の流域にも近い。建物は木造平屋を基本とし、居間・食堂、畳の部屋、浴室、宿泊用の個室を備える。冬は雪が多い土地柄のため、玄関先の除雪や、廊下・浴室の暖房に気を配っている。段差には手すりやスロープを設け、古い家の趣を残しつつ、車いすでも動ける造りに改めた。
サービスの仕組み
制度上、1つの事業所の登録定員は29人以内とされ、1日に「通い」を利用できるのは最大15人、「泊まり」は最大9人までである。ひだまりの家もこの枠のなかで運営している。
- 通い:日中に事業所へ来て、食事、入浴、排せつの介助、体操や口腔体操などの機能訓練、季節の行事やレクリエーションを楽しむ。
- 泊まり:家族の用事や体調、介護疲れなどに合わせ、必要な日に宿泊する。いつもの顔ぶれの職員がいるため、環境の変化による不安が少ない。
- 訪問:職員が利用者の自宅を訪ね、食事や排せつの介助、服薬の確認、安否の見守りなどを行う。
利用者は事業所に登録し、1か月ごとの定額の利用料で、通い・泊まり・訪問を必要に応じて使い分ける。ケアマネジャーが事業所の職員として加わるため、状態の変化に合わせて、計画を作り直しながら、すぐに利用の形を変えられるのが特色である。
職員と日々の運営
管理者、介護職員、看護職員、ケアマネジャーが働く。日中は通いの利用者の介助にあたる職員と、訪問に出る職員を分けて配置し、夜間は宿泊者のために夜勤の職員が1人以上つく。利用者の顔と暮らしぶりをよく知る同じ職員が、通い・泊まり・訪問のすべてに関わる「なじみの関係」を大切にしている。
一日は、朝の迎えと健康チェックから始まる。午前は入浴や体操、昼は職員が台所で用意した食事、午後は散歩やおやつ、手仕事、歌などで過ごし、夕方に送りの車で自宅へ帰る。
地域とのかかわり
制度上、小規模多機能型居宅介護の事業所は、利用者や家族、地域の人、市の職員らが参加する運営推進会議を、おおむね2か月に1回開くことになっている。ひだまりの家でも、活動の報告を行い、地域の人から意見をもらっている。近所の人が散歩のついでに立ち寄ったり、季節の行事に顔を出したりすることもある。
認知症の人の見守りや、介護の相談を気軽にできる場所としても使われ、家族の負担を軽くする役割を担っている。冬の雪かきや災害時の連絡についても、近隣と話し合いを重ねている。
利用までの流れ
利用を希望する人は、まず市の窓口や地域包括支援センターで要介護認定を受ける。その後、事業所に相談して見学や面談を行い、契約と登録をして、ケアプランにもとづく利用が始まる。利用中は、他の事業所の通所介護や訪問介護は併用できない決まりになっている。