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北嶺設備工業株式会社(ほくれいせつびこうぎょうかぶしきがいしゃ)

別名: 北嶺設備工業、北嶺設備

東京都の町原市に本社を置き、空調と給排水衛生の設備工事を行う従業員約80人の会社。新築に加え、営業中の建物の改修や保守に強みをもつ。

概要

北嶺設備工業株式会社は、東京都の町原市に本社を置く設備工事の会社です。ビルや工場、病院、学校などの建物で、空調設備と給排水衛生設備の工事を行っています。従業員は約80人で、技術職員が大半を占め、ほかに事務職員と現場の管理を担う職員がいます。資本金は8,000万円台で、中規模の専門工事会社にあたります。元請の建設会社から仕事を受ける場合が多く、設計事務所や建物の所有者から直接依頼を受ける仕事もあります。

沿革

はじまりは昭和20年代の終わりで、冷凍機や冷却設備の据え付けと修理を請け負う小さな工場でした。昭和40年代の初めに、ビルの冷暖房が広がると、空調設備の工事へ仕事を広げました。昭和45年ごろに株式会社として組織を整え、現在の社名になりました。

平成に入ってからは、給排水衛生設備の工事にも力を入れ、水道と空調を一つの会社で請けられる体制を作りました。平成の後半には、省エネルギーの機器への更新工事が増え、古い熱源機器や配管を入れ替える仕事が大きな柱になっています。社員は、勤務先から近い場所にある社員寮に住むことができます。

事業内容

事業は大きく3つに分かれます。

新築の工事だけでなく、すでに使われている建物の改修が多いのが特徴です。営業を続けている病院やオフィスでは、夜間や休日に工事を進めるなど、使う人の負担を減らす段取りが求められます。工事の前には現地を調べ、配管の経路や機器を運び込む手順、一時的に水や空調を止める時間を、建物の管理者と細かく打ち合わせます。

許可と資格

設備工事を請け負うには、建設業法にもとづく許可が必要です。同社は、管工事業を中心に、建設業の許可を受けています。工事の現場には、管工事施工管理技士や給水装置工事主任技術者、冷凍機械責任者、消防設備士などの資格をもつ職員が配置されます。社内では、若手が資格を取るための勉強会や受験費用の補助があり、現場で経験を積みながら資格を取っていく流れが定着しています。

施工の流れ

工事は、見積もりと施工図の作成から始まります。図面の上で、空調のダクトや給排水の配管が、梁や壁、ほかの設備とぶつからないように調整します。つぎに、資材を発注し、現場で配管や機器の据え付けを進めます。完成の前には、水を通して漏れがないかを確かめる試験や、空調の風量や温度を測る調整を行い、検査を受けたうえで建物の所有者へ引き渡します。引き渡しのあとも、定期点検を通じて、機器の状態を見守ります。

所在地と地域とのかかわり

本社は、町原市の住宅地と商店街が広がる地域にあります。町原市の学校や福祉施設、商業施設の設備工事を請け負うことも多く、地元の建物の空調や水まわりを支えています。故障や漏水の連絡があれば、近くの拠点から職員が駆けつけます。夏の猛暑や冬の冷え込みの前には、公共の建物の空調の点検が増え、季節ごとの忙しさがあります。

特徴と今後

水と空気にかかわる設備を一つの会社で扱えることが、強みです。建物の省エネルギー化や、古い設備の更新の需要が続くなかで、同社は、改修と保守の仕事をさらに伸ばす方針です。あわせて、現場の職員の高齢化に備え、若い技術者を育てる取り組みを続けています。