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北登精機株式会社(ほくとせいきかぶしきがいしゃ)
北登市にある、従業員約300人の精密部品メーカー。1974年に設立され、半導体製造装置の心臓部に使う金属部品の接合・溶接・機械加工を手がける。
概要
北登精機株式会社は、岩手県の北登市にある精密部品メーカーです。従業員は約300人で、半導体製造装置に使われる金属部品の設計・組立、機械加工品の製造、溶接構造部品の製造を主な仕事としています。社名の「精機」のとおり、細かな寸法と品質を求められる部品づくりを中心にしており、金属の「接合」の技術を会社の核にしています。
決算期は毎年7月末で、資本金は2,000万円です。品質管理の面では、国際規格ISO 9001の認証を受けているほか、県が定める環境マネジメントの認証も取得しています。
沿革
会社が設立されたのは1974年2月25日です。北登市の工場地帯に本社工場を構えて操業を始め、その後は取引先の需要の広がりに合わせて、同じ地区に工場を増やしてきました。
現在は、本社工場のほかに第3工場と第5工場があり、いずれも北登市の村咲野地区に置かれています。工場は互いに近い場所にあるため、加工から溶接、検査、組立までを、工場間で部品を運びながら進められます。
事業と技術の特徴
中心となるのは、半導体をつくる装置の内部で使う部品です。世界的なシェアをもつ半導体製造装置メーカーから技術の支援を受け、装置の心臓部にあたる接合部品を、開発の段階から製作まで受け持っています。
専門とする技術は次のとおりです。
- 真空部品の接合: 装置の内部を真空に保つため、わずかな漏れも許されない部品を作ります。
- 特殊接合: 次世代の材料やセラミックスを含め、性質の違う材料どうしをつなぎます。
- 溶接とろう付け: 金属の材料や形に応じて、最も向いた方法を選びます。
- 圧力容器の技術開発: 内部の圧力に耐える容器の設計と製作に取り組みます。
会社は、さまざまな材料と接合の方法の中から、お客様の求める条件に最も合うものを見きわめる「コンセプトエンジニアリング」を掲げています。単に図面どおりに作るのではなく、使い方を聞いたうえで、材料や工法から提案する姿勢です。
自動化の支援
部品づくりで培った経験をいかし、製造現場の自動化システムの設計と導入を支援する「FAソリューション」も行っています。人手不足の解消、コストの削減、不良品の撲滅、品質の向上といった工場の悩みに、設備の面から応えるものです。自社の工場で使う設備の改善にも、同じ考え方を取り入れています。
所在地と工場
本社工場は北登市の村咲野地区にあります。田んぼと工場が混ざる土地柄で、周辺には同じように機械加工や電子部品を手がける会社が集まっています。第3工場、第5工場も同じ村咲野地区に置かれ、本社から近い距離で稼働しています。
人材と地域とのかかわり
採用では、「考える人、創る人、チャレンジする人」を求める人物像として掲げ、毎年、新卒の採用を続けています。2025年度には4人の新入社員が入社しました。
地元の雇用を支える製造業のひとつであり、北登市の工業の厚みを形づくる会社として、地域の暮らしと結びついています。市内の取引先や金融機関とも長い付き合いがあります。