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星ヶ丘の児童公園(ほしがおかのじどうこうえん)
府営住宅の近くにある、ブランコとベンチだけの小さな児童公園。入園無料の街区公園で、近所の子どもと親、散歩の人が日常的に使う。
概要
星ヶ丘の児童公園は、大阪府内の住宅地にある小さな児童公園である。府営住宅の敷地に接した一角にあり、設備はブランコとベンチが中心で、広場や大きな複合遊具はない。都市公園の分類では、歩いて来られる範囲の住民が使う「街区公園」にあたる。入園は無料で、柵の出入口に扉はなく、いつでも立ち入れる。同じ名前に近い広域公園の 星ヶ丘公園 とは別の施設で、こちらは暮らしの足もとにある、ごく小さな遊び場である。
所在地とアクセス
公園は、府営住宅の棟と棟のあいだから一本入った生活道路に面している。広さは街区公園の標準である約2,500平方メートルより小さく、1,000平方メートル前後とみられる。街区公園は、利用者が歩いて来られる半径250mほどの範囲を想定して配置される。この公園も、おもに府営住宅の住民と、周辺の戸建て住宅の人が使う。駅やバス停から離れており、遠くから目当てに訪れる人はほとんどいない。車の通りは少なく、出入口は道路から数段の段差なしで入れるため、ベビーカーや歩行器の人も使いやすい。
歴史
府営住宅は、昭和40年代に大阪府が住宅不足の解消のために建てた団地の一つである。団地の造成にあわせて、遊び場と緑地として公園が整えられた。住宅の戸数に応じて児童公園を設けるという当時の考え方にもとづくもので、団地の入居が始まった時期に、そこで暮らす子育て世帯の遊び場として開かれた。開園当初は子どもの数が多く、夕方までブランコに順番待ちの列ができたという。その後、団地の建て替えや高齢化が進み、子どもの数は減ったが、公園は大きな改修を受けず、遊具の塗り替えや砂の入れ替え、安全点検などの手入れが続けられてきた。
設備と特徴
設備は次のとおりである。
- ブランコ(2連)
- 木陰に置かれたベンチ
- 水のみ場
- 外周の低い植え込みと数本の高木
遊具の数が少ないため、子どもが遊ぶ時間は短く、親が待つあいだの休憩に使われることが多い。ベンチは日当たりのよい側と木陰側にあり、季節や時間帯に応じて座る場所を選べる。夏は高木の葉が日よけになり、冬は日なたのベンチに高齢の人が腰かける。地面は土と砂が混ざった素朴な造りで、雨のあとは水たまりができやすい。
利用のようす
平日の午後は、保育園や小学校から帰った子どもが短い時間ブランコで遊ぶ。夕方には、買い物帰りの人が荷物を置いて立ち話をする姿が見られる。朝は犬の散歩の途中に立ち寄る人が多く、休日は親子連れが少人数で訪れる程度で、にぎわうことはない。夜間は外灯が少なく、団地の窓の明かりが公園をぼんやり照らす。利用の中心は、近所の顔見知り同士の短い時間のやりとりである。
管理と地域とのかかわり
公園の清掃や草取りは、団地の自治会や近隣の住民が分担して手伝っている。ごみ拾いや落ち葉の掃き掃除は、年に数回、まとめて行われる。ブランコの鎖のきしみや砂の減りなど、気づいた人が自治会や管理者へ知らせる仕組みになっている。災害時には、団地の住民が一時的に集まれる空き地としても期待されている。
周辺
周辺には、府営住宅の棟、戸建ての住宅、小さな駐輪場が並ぶ。団地のすぐ脇に集会所があり、公園とあわせて住民の顔を合わせる場になっている。少し歩くと、より広い芝生と池をもつ 星ヶ丘公園 があり、大きな遊びや行事の際には、そちらへ足を延ばす人も多い。この児童公園は、そうした大きな公園の手前にある、日常の小さな居場所として長く使われている。