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星ヶ浦神社(ほしがうらじんじゃ)

別名: 星ヶ浦さん、星ヶ浦の神社、妙見さん、星ヶ浦の妙見社

西雲市の海に近い住宅地のはずれにある古い神社で、国引き神話の神を祀り、「妙見さん」と呼ばれている。妙見信仰にちなんで、御朱印のすみに星のはんこを押してくれることで知られる。

概要

星ヶ浦神社(ほしがうらじんじゃ)は、西雲市の西苑町にある神社である。海に近い住宅地のはずれ、日本海沿いに長く続く砂浜「星ヶ浦の長浜」の近くに鎮まる。主祭神は、国引き神話の主人公である八束水臣津野命(やつかみずおみつぬのみこと)。布帝耳命(ふてみみのみこと)と淤美豆奴命(おみずぬのみこと)をあわせて祀る。地元では古くから「妙見さん」と呼ばれて親しまれている。和銅3年(710年)より前に創建されたと伝わる古い社で、古い記録の神名帳に名が載る式内社とされ、県の特別神社に指定されている。境内は小さいが、御朱印を目当てに県の内外から参拝者が訪れる。御朱印のすみに星のはんこを押してくれることでもよく知られている。

所在地とアクセス

住所は西雲市西苑町上長浜。西雲平野の西の端、海岸の砂丘に沿って広がる住宅地の外れにある。自動車道のインターから車で約10分で、鳥居の前に参拝者用の駐車場がある。鳥居から本殿までは、階段が続く長い参道を上っていく。社務所の受付は毎日9時から17時までで、休みはない。

歴史

神社の起こりは、古い国の風土記にある国引き神話と深く結びついている。八束水臣津野命は、国が小さく造られたことを嘆き、海の向こうの土地に綱をかけて「国来、国来」と引き寄せ、西雲の地を広げたと伝わる。そのとき綱となったのが、約13.5kmにわたって続く星ヶ浦の長浜だという。この神を、長浜を見守る土地に祀ったのが神社の始まりとされる。

古くは土地の名をとって呼ばれていたが、中世の中ごろからは北の星(北辰)を神としてあがめる妙見信仰と結びつき、「妙見社」「苑村妙見社」の名で知られた。延宝3年(1675年)に火事で社殿が焼けたが、松洲藩の藩主の命によって建て直された。明治5年(1872年)、浜の名にちなんで現在の「星ヶ浦神社」と改められた。妙見の星にちなむ社名は、今も「妙見さん」という呼び名とともに受け継がれている。

見どころと特徴

拝殿の左手前には「弓掛けの松」と呼ばれる松がある。天下人が海を越えた出兵に先立って百日の祈願をした折、参拝したその家臣の武将が弓を立てかけたと伝わる松である。この言い伝えから、勝負に勝つ神として信仰を集めるようになった。いまは、スポーツの上達や試合の必勝を願う人がよく訪れる。また、土地を引き寄せた神であることから、不動産を守る神として、家を建てる人や土地を扱う人も参拝する。さらに、幸せや良い縁、金運を「引き寄せる」神として、縁結びを願う人も多い。

境内には、坂下荒神社、稲荷神社、天神社、春日神社、秋葉神社などの境内社が並ぶ。

御朱印

星ヶ浦神社の御朱印は、種類が多いことで知られる。妙見信仰をイメージした金字の御朱印、月ごとにデザインや言葉の朱印が替わる御朱印、見開きの御朱印などがある。なかでも「炙り絵朱印」は、動物などの思いがけない絵柄やメッセージが浮かび上がるもので、人気が高い。多くの御朱印では、すみに小さな星のはんこが押されており、妙見の星にちなむこの社ならではの印として親しまれている。書き置きの御朱印も用意されており、県内の神社と寺をめぐる巡拝帳にも対応している。社務所では、星をあしらった御朱印帳などの授与品も扱っている。

周辺

神社のすぐ西には星ヶ浦の長浜が延び、天気のよい日には海沿いを散歩する人の姿が見られる。周りは西雲平野の住宅地と畑が混ざる落ち着いた地域で、縁結びの神社として知られる大きな古社や、海辺の景勝地へも車で行ける。そのため、西雲の神社めぐりの途中に立ち寄る参拝者も多い。

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