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岩見原みどり農協(いわみはらみどりのうきょう)
岩見原市を中心に、米・玉ねぎ・かぼちゃ・麦・大豆などの集荷と販売、肥料や資材の販売、貯金・共済の事業を行う総合農協。1993年に周辺の農協が合併して発足し、2001年に隣の町の農協を加えた。
概要
岩見原みどり農協は、北海道の内陸にある米どころ・岩見原市とその周辺で、農家の組合員が出資して営む総合農協である。米・小麦・大豆などの穀物と、玉ねぎ・かぼちゃをはじめとする野菜、メロンやいちごなどの園芸作物を、組合員から集めて市場や実需者へ販売している。あわせて、肥料・農薬・農業機械・生産資材の販売(購買事業)、貯金や融資を扱う信用事業、火災や生命などの保障を扱う共済事業を一つの組織で行う。
沿革
管内の農協は、もともと市内と周辺の町村ごとに分かれていた。1993年2月、岩見原市の中心部、北側の地区、山あいの地区など隣り合う5つの農協が合併し、現在の名前で発足した。その後、2001年2月に隣の町の農協も加わり、管内が広がった。合併の目的は、集荷・選別施設や事務をまとめて効率を高め、産地として一つの名前で出荷できる体制を整えることにあった。2024年11月には本所(本店)の機能を、販売・業務の施設が集まる敷地へ移して一か所にまとめた。
規模
管内は岩見原市を中心に、隣接する複数の市町にまたがる。2022年3月末時点で、組合員は約1万4,700人(農家のほか、農業に関わらない准組合員を含む)、職員は約260人、貯金残高は約900億円、出資金などの自己資本は約218億円である。農協としては道内でも大きな部類に入り、雪の多い広い平野を耕す大規模な稲作・畑作農家が中心となっている。
事業と主な農産物
販売事業の柱は米である。管内でつくる米は「熱意米」の名前でまとめて販売され、収穫後は共同の乾燥調製施設で籾すりと選別をして出荷する。小麦や大豆は、田畑を回して作る輪作の作物として広く作られている。野菜では、玉ねぎ(「まるみはらタマネギ」)が道内有数の出荷量をもち、かぼちゃとあわせて秋から冬にかけて全国の売り場へ運ばれる。このほか、管内の南側ではメロンやすいか、いちご、きゅうりといった園芸作物も栽培される。
購買事業では、肥料や農薬、種子、燃料、農業用の資材を組合員へ供給し、一括で仕入れることで価格を抑える。信用事業ではJAバンクの一員として貯金・貸付・為替を扱い、共済事業では建物や車、人の保障を提供する。ほかに、営農指導員による栽培相談、土壌分析、農業の担い手の育成、新規就農の支援なども行う。
支所と施設
岩見原市内の本所のほか、旧農協ごとの地区に支所と営農の拠点が置かれ、窓口で貯金や共済の手続きができる。米の乾燥調製施設、野菜の選別・集出荷施設、低温の貯蔵庫、肥料や資材の配送センター、給油所などを備え、収穫期には大型の車両が出入りする。
地域とのかかわり
農協は、農家の組織であると同時に地域の暮らしの機関でもある。管内の小学生を対象にした田植えや稲刈りの体験、直売や農業まつりなどの催しを通じ、市民と畑や田んぼをつなぐ役割を果たしている。道の広域の産地として、道都の岩見原市とかかわる市場や、道内の農業関係の団体とも連携しながら、冬の寒さと雪を生かした作物づくりを進めている。
関連
所在する岩見原市は、北海道の米どころで雪の多い市である。農協の事業は、市の基幹産業である農業の暮らしを支える形で営まれている。