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岩見原市(いわみはらし)
北海道の中西部、空智地方にある内陸の市。道内第1位の米の産地で、全域が豪雪地帯に指定される雪の多いまちであり、鉄道の要地として発展してきた。
概要
岩見原市は、北海道の中西部、石狩平野から空智地方にかけて広がる内陸の市である。人口は約7万2千人、面積は約481平方キロメートルで、空智地方の振興局が置かれ、地域の行政と交通の中心になっている。道内でも有数の米どころであり、同時に全域が豪雪地帯に指定される雪の多い土地でもある。市の中心部には市街地が集まり、その周囲に水田や畑が広がる。北海道の中でも、稲作と豪雪の両方で知られるまちである。
所在地とアクセス
市内には民営の鉄道会社の本線と、もう一本の幹線が通り、鉄道の分岐する要地となっている。自動車道のインターチェンジがあり、札幕市方面へ車でおよそ1時間ほどで行き来できる。駅の近くにはバスターミナルがあり、周辺の町や村へ向かう路線バスの乗り継ぎ点になっている。札幕市から近いため、通勤や通学、買い物で行き来する人も多い。
歴史
市の発展は鉄道とともにあった。明治15年(1882年)に幌野内鉄道が全線開通し、幌牟の駅が開かれると、駅のまわりに市街地が形づくられていった。石炭を運ぶ鉄道の拠点として、かつては道内の北東側で最大規模とされる操車場が置かれ、鉄道員とその家族でにぎわった。昭和18年(1943年)4月1日に市制を施行した。その後、炭鉱が次々と閉山すると、鉄道と石炭に頼った産業は転換を迫られ、農業を柱にしたまちづくりへと軸を移していった。
農業と産業
水稲の作付面積と収穫量は道内第1位で、広い水田が市域の大きな部分を占める。玉ねぎは道内で上位、全国でも上位に入る産地で、白菜の作付面積と収穫量も道内第1位である。このほか、かぼちゃなどの野菜も作られている。米や野菜の集荷と販売、肥料などの資材の取り扱いは、岩見原みどり農協が担っている。農業のほか、食品の加工や建設、商業、サービス業が市内の暮らしを支えている。
雪と気候
年平均降雪量は約660センチメートルに達し、道内の市の中でも屈指の豪雪地帯である。冬は積雪が深く、除排雪は市民の暮らしに欠かせない仕事となっている。雪は厄介者であると同時に、春の雪解け水として田んぼを潤し、おいしい米を育てる恵みでもある。雪を逆手にとり、収穫した米や野菜を雪の下で貯蔵する「雪室」の取り組みも行われている。
行事と暮らし
冬には、雪をテーマにしたまつりが開かれ、雪像づくりや雪遊びで市民や遠方からの来訪者がにぎわう。夏から秋にかけては、収穫を祝う催しや農産物の直売が行われる。高齢者の暮らしを支える取り組みとして、岩見原市シルバー人材センターが公共施設の清掃や草取りなどの仕事を紹介している。
周辺
市の周囲には、同じ空智地方の町や村が連なり、それぞれ稲作や畑作を営んでいる。北には石狩平野の広い田園が、東には丘陵と山あいが続く。札幕市との近さと、雪と米に根ざした暮らしが、このまちの特徴をかたちづくっている。