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かえで食堂(かえでしょくどう)
柳瀬市の駅のそばにある、昔からの小さな定食屋。定食・丼・ラーメン・うどんなど品数が多く、千円以内で食べられる、近所の人と駅の利用者の食堂である。
概要
かえで食堂は、山口県柳瀬市の駅のそばにある、昔からの小さな定食屋である。昭和の食堂らしい飾り気のない店で、定食、丼もの、ラーメン、うどん、そばなどを幅広く出す。値段は1食おおむね千円以内におさまり、近所の人や駅を使う人が、ふだんの食事に立ち寄る。壁には品書きがずらりと貼られ、何を頼むか迷う楽しさも店の味わいになっている。地元では「昭和食堂」と呼ばれることもあり、長く通う常連も多い。
所在地とアクセス
店は柳瀬市の中心部、柳瀬駅から歩いて1分ほどの場所にある。駅から近いので、電車の待ち時間や、駅前での用事のついでに寄りやすい。車で来る人のために、近くに駐車場もある。市内は白壁の商家の町並みが残る落ち着いたまちで、夏には金魚ちょうちんが軒先に揺れる。店もそうした日常の風景の一部になっていて、観光で町並みを歩いたあとの昼食に立ち寄る人もいる。実家へ帰省した人が、駅に降りてまず食べに来る店としても知られる。
営業時間と席
営業は月曜から土曜の朝8時から夜7時半までで、日曜は休み。朝が早いので、仕事前の朝食や、昼どきの食事、夕方の早めの晩ごはんと、一日のいろいろな場面で使われている。店内はカウンター席が中心で、ひとりでも入りやすい。全席禁煙で、会計にはスマートフォンのPayPay決済も使える。昼のいちばん混む時間帯は、近くの勤め人で席が埋まることもあるが、料理が手早く出るので待ち時間は長くない。
品書きと味
看板は、日替わり定食と、焼き魚定食のような昔ながらの定食である。ほかにちゃんぽん、ラーメン、中華そば、うどん、そばがあり、丼ものも数種類そろう。ラーメンは醤油味のあっさりしたもので、子どものころから味があまり変わらないと言われる。麺はやや柔らかめで、スープまで飲み干す客が多い。値段は六百円台からで、素朴な一杯が安く食べられるのも通う理由のひとつである。量は食べ盛りにも十分だが、中華そばの小のように少なめの注文もでき、年配の人にも頼みやすい。焼き魚定食は、ごはん、味噌汁、小鉢がつく、家庭の食卓に近い内容である。
店の雰囲気
「昭和食堂」と呼ばれるたたずまいで、豊富な品書きと、手早く出てくる料理が特徴である。飾らない店内には、長年使われてきたテーブルや椅子が並び、店の人が机を何度も拭いてくれる、気配りのある空気がある。感染症が広がったころには、店の人がマスクをつけて接客を続け、客は有難く感じたという。お客は年配のひとり客から家族連れ、学校帰りの人までさまざまで、親の代から通い、のちに子どもを連れて来る人もいる。
地域とのかかわり
かえで食堂は、駅前の暮らしに根づいた食堂として、まちの人の日々の食事を支えている。保護者会や用事の帰り、実家に戻ったときの昼、仕事で時間が空いたときなど、さまざまな場面で思い出される店である。派手な宣伝はせず、味と値段を変えないことで、長く続いてきた。駅前の風景が少しずつ変わっていくなかでも、変わらない味を出し続ける店として、地元の人に親しまれている。