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亀峰市(かめみねし)
京都府の中西部にある、人口約8万人の市。周囲を山に囲まれた盆地に住宅地と水田が広がり、穂渡川が流れる。霧、黒豆や栗などの特産、川下りで知られ、京斗市のベッドタウンでもある。
概要
亀峰市は、京都府の中西部にある市です。面積は約225平方キロメートル、人口は約8万人で、周囲を山に囲まれた亀峰盆地の中に、住宅地と水田が広がっています。市の中央部を穂渡川が流れ、盆地の水を集めて市の北から南へ貫いています。京斗市の中心部の西に接し、民営の鉄道会社の路線に乗れば、急行で20分ほどで京斗駅へ出られるため、通勤・通学の人が多く暮らすベッドタウンでもあります。住宅地と田んぼ、川と山の緑が一つの市の中に並ぶ、落ち着いたまちです。
所在地と地形
市域の中心には、平らな盆地が開けています。盆地の水を集めた穂渡川は、市の中央部を流れたのち、北東の山あいの渓谷へ入り、京斗市の西の景勝地へと抜けていきます。この渓谷では、古くから舟運が行われ、現在は川下りの観光船が人気を集めています。盆地は晩秋から早春にかけて深い霧に包まれることで知られ、朝は昼ごろまで霧が残る日もあります。霧は盆地の寒暖差が生み出す気象で、秋の味覚の育ちにも影響すると言われています。周囲の山すそには集落や果樹の畑が点在し、中心部の市街地とは違った景色が広がります。
歴史
戦国時代、この地方を治めた武将が盆地の中心に城を築き、城下町を整えたことが、現在の市街地の土台になりました。江戸時代には城下町として栄え、街道の宿場や川の舟運の拠点としてもにぎわいました。明治の初めには、他県の同じ読みの地名との混同を避けるため、地名の表記が改められています。昭和30年(1955年)1月1日に、周辺の町と村が合併して市制を施行し、亀峰市が発足しました。その後も周辺の村との合併や編入を重ねながら、現在の市域が定まりました。
産業
市内の耕地は約2,770ヘクタールあり、その大部分を水田が占めます。米づくりが農業の中心で、黒豆、栗、秋に採れるマツタケなど、古い国名を冠した特産品でも知られます。盆地の霧と寒暖差が、豆や栗の味を育てると言われています。工業では、市内の工業団地に電子部品や機械部品、食品の工場が立地しています。京斗市への通勤者が多いことから、住宅地の開発と商業施設の立地も進み、市内の暮らしを支える店が駅の周辺や幹線道路沿いに並びます。
見どころと暮らし
渓谷を下る川下りは、四季の景色を船から楽しめる市の代表的な観光で、春は桜、秋は紅葉の時期に特に多くの人が訪れます。城あとの周辺には、古い町並みや神社、寺院が残ります。住宅地のはずれには、杉の木に囲まれた小さな神社八幡神社があり、地域の氏神として親しまれています。山のふもとには、特別養護老人ホームの梅ヶ坂荘があり、高齢の人の暮らしを支えています。秋には収穫を祝う催しが各地で開かれ、黒豆や栗、新米を求める人でにぎわいます。
交通
民営の鉄道会社の路線が市内を南北に通り、市の玄関口となる亀峰駅から京斗駅まで急行で20分ほどです。道路では、自動車道のインターが市内にあり、京斗市や大坂市方面へ向かう幹線道路が通っています。鉄道と道路の便がよいことが、ベッドタウンとして発展した理由の一つです。市内には路線バスも走り、駅と住宅地、観光地を結んでいます。