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かもしか公園(かもしかこうえん)

別名: かもしか公園、かもしか児童公園

喜多原市の住宅地、アパートや戸建ての家が並ぶ一角にある小さな市立の街区公園。すべり台と砂場を中心にした遊び場で、近所の子どもと親、散歩の人が日々使っている。

概要

かもしか公園は、喜多原市の住宅地にある、すべり台と砂場のある小さな公園である。アパートや戸建ての住宅が並ぶ地区のなかにあり、市が管理する都市公園のうち、もっとも身近な種類の「街区公園」にあたる。街区公園は、都市公園法の考え方で、おもに歩いて来られる範囲(おおむね半径250mほど)に住む人が使う公園とされ、1か所あたりの広さは0.25haほどが標準である。かもしか公園も、近所の子どもが自分の足で遊びに来て、親が見守ったり立ち話をしたりする、住宅地の中の小さな遊び場として使われている。入園は無料で、柵や門で閉じることはなく、いつでも立ち寄れる。

所在地と周辺

喜多原市は、福島県の内陸、山に囲まれた盆地にある市で、蔵の町並みとラーメンで知られ、冬は雪が多い。かもしか公園は、市街地のはずれに広がる住宅地のなかにあり、まわりは低層のアパートや戸建ての家、細い生活道路に囲まれている。大きな通りから一本入った場所にあるため、車の通りは少ない。近くの家から歩いて数分で着くので、夕方の短い時間にも遊びに来やすい。公園の名前に使われているカモシカは、国の特別天然記念物に指定されている動物で、盆地を囲む山地にもすんでいる。

施設と設備

園内の中心は、子ども向けのすべり台と砂場である。すべり台は幼児から小学生まで遊べる小さめのもので、そのそばに、木の枠で囲んだ砂場がある。ほかに、親が腰をおろして子どもを見守れるベンチ、低い植え込みと数本の木、手を洗える水飲み場をそなえる。地面の大部分は土で、ボール遊びをするほどの広さはないが、鬼ごっこや縄跳びをするくらいの空きはある。夜間に足もとを照らす照明が立っている。雪国の公園なので、冬は遊具や砂場が雪に埋もれることもある。

歴史

この公園は、まわりの住宅地が整えられたころに、地区の子どもの遊び場としてつくられた街区公園の一つである。こうした小さな公園は、かつて「児童公園」と呼ばれ、すべり台・砂場・ブランコを基本の遊具とすることが多かった。1993年の都市公園法施行令の改正で「街区公園」と呼び名が改められ、子どもだけでなく、高齢の人を含む近所の人の憩いの場という役割が加わった。2011年の東日本大震災と原子力発電所の事故のあと、福島県内では公園や校庭の放射線量を測る取り組みが広がり、地面から1mと50cmの高さで値を測って記録することが行われた。とくに子どもが直接手でさわる砂場は、県内の多くの公園で砂の入れ替えや利用の見直しが行われ、外で遊んだあとは手洗いとうがいをするよう呼びかけられた。県内でも会津地方は比較的値が低く、日常の遊び場としての利用が続けられた。

利用と季節

ふだんは、午前中に未就学の子どもと親、午後から夕方にかけて学校帰りの小学生が多い。砂場で山やトンネルをつくったり、すべり台を何度もすべったりする姿がよく見られる。ベンチは、散歩の途中で休む年配の人や、子どもを待つ親の立ち話の場にもなる。春は雪がとけるのが遅く、3月の下旬になっても雪が降ったり、日中も氷点下になったりする日があるため、本格的に遊べるのは4月に入ってからになる。夏は木陰が少ないため、朝夕の涼しい時間がにぎわう。秋は落ち葉を集めて遊ぶ子どもがいて、冬は積もった雪で雪だるまをつくったり、小さな雪山をすべったりして過ごす。

管理と地域とのかかわり

公園の施設の点検や修繕は市が行い、遊具の安全点検や、砂場の砂の補充などが定期的に行われている。日々の草取りやごみ拾い、落ち葉の掃除は、近くの町内会の人が受け持つことが多く、春と秋には住民が集まって清掃をする。冬は、まわりの道の除雪とあわせて、入口の雪をどける作業が行われることもある。地区の子ども会の集まりや、夏のラジオ体操の会場として使われることもあり、住宅地の人どうしが顔を合わせる小さな広場としての役割を果たしている。

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