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かざぐるま訪問看護ステーション(かざぐるまほうもんかんごすていしょん)
稲塚市内にある小さな訪問看護ステーション。看護師、リハビリ職、事務の職員が約12人働き、医師の指示にもとづいて、介護保険・医療保険で利用者の自宅を訪ねる。
概要
かざぐるま訪問看護ステーションは、稲塚市内にある小さな訪問看護ステーションである。看護師、リハビリ職、事務の職員あわせて約12人が働いている。病気や障がい、年齢による衰えがあっても、住み慣れた自宅で暮らし続けたい人のもとへ職員が出向き、看護とリハビリを届ける。大きな病院や施設とは違い、少人数のチームで一人ひとりの暮らしに合わせて関わることを大切にしている。
沿革
訪問看護は、在宅で療養する人が増え、病院から自宅へ戻る人を支える仕組みが求められるなかで、介護保険制度の広がりとともに事業所の数が増えてきた。当ステーションもその流れのなかで、稲塚市の住宅地に近い場所に事務所を構えて始まった。開設当初は看護師を中心とした数人の体制だったが、利用者の増加に合わせて理学療法士や作業療法士などのリハビリ職、事務員を迎え、現在の約12人の体制に育った。
事業内容
訪問は、主治医が出す訪問看護指示書にもとづいて行われる。利用者の年齢や病状によって、介護保険または医療保険のどちらかが適用される。主なサービスは次のとおり。
- 病状や血圧・体温・脈拍などの観察、服薬の管理や確認
- 床ずれの処置、点滴、たんの吸引、在宅酸素や胃ろうの管理
- 入浴や清拭、食事、排せつなど日常生活の介助とその相談
- 理学療法士・作業療法士による、歩行や関節の動き、日常動作の機能訓練
- 終末期の看取りの相談と、家族の不安に寄り添う支援
職員は一日に数件の家を車で回る。訪問のあとには記録をまとめ、主治医やケアマネジャー(介護支援専門員)、薬局などに状況を伝え、必要に応じて計画を見直す。
職員と体制
約12人の内訳は、看護師が中心で、リハビリ職と、請求や書類を扱う事務員が加わる。看護師とリハビリ職は同じ利用者を一緒に担当することも多く、病状の変化と動作の様子を持ち寄って、訪問の頻度や内容を話し合う。毎朝の打ち合わせで、その日の訪問の順路や気をつける点を共有している。急な体調の変化に備え、緊急時に電話で相談できる連絡体制をとっている。
所在地と利用の流れ
事務所は稲塚市内にあり、市内の各地区が主な訪問の範囲である。利用を考える人は、かかりつけの医師、入院先の地域連携の窓口、ケアマネジャーなどに相談するか、ステーションに直接問い合わせる。そのあと、看護師が自宅を訪ねて暮らしの様子や困りごとを聞き、主治医の指示書をもとに訪問看護計画をつくって、訪問が始まる。
地域とのかかわり
稲塚市は宿場町と炭鉱の歴史をもち、総合病院や看護専門学校がそろう医療のまちである。かざぐるまは、そうした医療の資源と暮らしの現場をつなぐ役割を担う。退院後の自宅療養に移る人、通院が難しくなった高齢者、医療的なケアが必要な子どもなど、さまざまな利用者を支え、病院・診療所・薬局・介護事業所との連携を重ねている。名前の「かざぐるま」には、ゆっくり回りつづけ、そよ風でも前へ進むような、やさしい支えでありたいという思いが込められている。