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風見坂書店(かざみざかしょてん)

別名: 風見坂の本屋

雄鹿沢市の坂のふもとにある小さな書店。文庫本や雑誌、学習参考書に加えて合唱・ピアノ・吹奏楽の楽譜も置き、店にない本や楽譜は取り寄せで届ける。

概要

風見坂書店は、佐賀県内の坂のふもとにある小さな書店である。文庫本や新書、雑誌、学習参考書、児童書を中心に置き、棚の一角には合唱や吹奏楽、ピアノの楽譜もそろえている。店の規模は大きくないが、近所の学生から年配の読書家まで、日常的に立ち寄る人が多い。店頭にない本は、取り寄せの注文を受けて届ける。

沿革

店の始まりは大正5年(1916年)にさかのぼる。当初は港に近い繁華街の一角で、書籍と雑誌を扱う店として開かれた。昭和に入ると、学校の教科書や教材を納める仕事が加わり、地域の学校との結びつきが深まった。

その後、街の人の流れが変わるなかで、坂の途中の住宅地に近い場所へ売り場を移した。平成21年(2009年)には、同じ地方で書店を営んでいた別の店と一つにまとまり、仕入れや配送の仕組みを共通にして、小さな店でも品ぞろえを保てるようにした。令和5年(2023年)10月には、店頭の販売事業を出版物の流通会社が出資する小売の会社へ引き継ぎ、本体は学校や官公庁、会社向けの外商と教科書の取り扱いを続けている。

品ぞろえと特徴

売り場の中心は文庫本と雑誌で、新刊の平台は週ごとに入れ替わる。学習参考書は、近くの中学校や高校に通う生徒が使う定番のものがそろう。児童書の棚は入口に近い低い位置にあり、絵本から読み物まで、親子で選べるように並べられている。

楽譜の棚は、この店のめだつ特徴である。合唱曲集、ピアノの教本、吹奏楽の曲集が中心で、大手の楽譜出版社の販売協力店として、定番の曲集は在庫がある。棚にない楽譜は、出版社へ注文して取り寄せる。届くまでには、ふつう1週間から2週間ほどかかる。店主が奥の棚を探して、似た曲集を勧めてくれることもある。

文具や、ちょっとした贈り物にできる栞、ブックカバーなども扱い、本を買う人が一緒に手に取れるようにしている。

注文と取り寄せのしくみ

店頭に置いていない本や楽譜は、書名や出版社名、わかれば番号を伝えると注文を受けてもらえる。注文は、グループ共通の仕入れの仕組みを通じて出版社や取次へ送られ、入荷すると店から連絡が入る。受け取りは店頭で行い、代金はそのとき支払う。学校や合唱団、吹奏楽の団体がまとめて同じ曲集を注文する場合も多く、人数分をそろえて納めることもできる。

所在地とアクセス

店は佐賀県内、坂道のふもとに近い住宅地と商店が混じる一角にある。歩いて立ち寄れる距離に学校や公園、小さな神社があり、通学や買い物の途中に寄る人が多い。営業は日中から夕方までを基本とし、学校の休みの時期には、参考書や楽譜を求める人で混み合う。

地域とのかかわり

長く同じ土地で営業してきたため、地域の学校や合唱・吹奏楽の活動を支える存在になっている。教科書の取り扱いを通じて学校とつながりがあり、部活動で使う楽譜が必要になったときの相談先としても親しまれている。大きな書店に比べると冊数は限られるが、店の人が客の話を聞いて本を選ぶ手伝いをする、顔の見える店として続いている。