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喜多原中央病院(きたはらちゅうおうびょういん)
喜多原市内にある病床約200床の地域の総合病院。急性期の治療から療養までを一つの病院で担うケアミックス型の病院で、会若市の本院とともに医療法人朝雲会が運営している。
概要
喜多原中央病院は、喜多原市にある病床約200床の地域の総合病院である。運営するのは、隣の会若市に本院の飯沢病院を置く医療法人朝雲会で、喜多原中央病院はその附属の病院にあたる。病棟は一般病棟と療養病棟の2種類で、急性期の治療と、長く入院して療養する人の受け入れを一つの病院で行う「ケアミックス型」をとっている。山に囲まれた雪の多い盆地のまちで、急な病気やけがの治療から、退院後の暮らしを見すえた療養と在宅の支援までを、地域の中で担うことを目標にしている。
沿革
病院は昭和59年(1984年)に開設された。それより前から、会若市の本院が精神科を中心に地域の医療を担っており、喜多原中央病院は盆地の北部で内科・外科などの一般診療を広げる拠点として設けられた。その後、診療科を増やし、整形外科や泌尿器科、眼科、歯科などをそろえる総合病院の形になった。平成24年(2012年)4月には訪問リハビリテーションの事業を始め、病院の外へ出向く医療にも取り組みを広げた。令和7年(2025年)4月からは、正面玄関を午前7時30分に開け、午前8時から受付を始める形に改めている。
診療科と医療の特徴
診療科は、内科、消化器内科、循環器内科、神経内科、糖尿病内科、腎臓内科、外科、消化器外科、乳腺外科、整形外科、泌尿器科、眼科、耳鼻咽喉科、小児科、歯科、小児歯科、歯科口腔外科など十数科にわたる。腎臓の病気については内科と外科の両面から診ており、生活習慣病や糖尿病の外来とあわせて、高齢の患者の多い地域の慢性疾患の治療を支えている。人間ドックや健康診断も受け付けており、病気の早期発見の場にもなっている。
循環器内科と神経内科は予約制で、整形外科は水曜の午前を予約の患者に限って診ている。眼科の外来は、令和9年(2027年)3月末で診療を終える予定と案内されている。夜間の救急外来は現在休止しており、夜間の急病は地域の救急の体制のなかで受け止められている。院内は電子カルテを導入している。
外来と所在地・アクセス
病院は喜多原市の松岡町にあり、市の中心部から少し離れた田園の広がる一帯に建つ。最寄りの喜多原駅(民営の鉄道会社の磐越方面の路線)からは、病院が運行する無料の送迎バスでおよそ15〜20分、タクシーでおよそ10分かかる。敷地には無料の駐車場があり、車で通う人が多い。
外来の診療は月曜から土曜までの午前9時から午後0時30分までで、月曜だけは午後2時から5時までの診療もある。日曜と祝日は休診となる。冬は雪が深い土地のため、送迎バスは車を運転しない高齢の患者の通院の足として大きな役割をもっている。
在宅医療と地域とのかかわり
法人として、訪問看護と居宅介護支援の事業を行っており、病院の医師や看護師、リハビリの職員が、退院した患者の自宅での暮らしを支えている。訪問リハビリでは、雪の多い季節に家にこもりがちな高齢の人の体の動きを保つことにも力を入れている。会若市の本院とは、精神科の地域支援や相談支援の事業でも連携し、心と体の両面から地域の人の暮らしを見守っている。
職場としての病院
病院は地域の大きな働き口のひとつでもある。看護師などの職員には、常勤とパートの選択や、日勤のみから交代勤務までの多様な働き方を用意している。法人の保育所があり、単身用の寮もそろえて、子育て中の職員や市外から来る職員が働きやすい環境を整えている。日曜・祝日と毎月第3土曜日を休みとし、研修旅行やクラブ活動など、職員どうしの交流の機会も設けている。法人は「愛情」「誠意」「信頼」を理念の核に掲げ、地域に根ざした医療を続けている。