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北森神社(きたもりじんじゃ)

別名: 北森さま

岩手県北登市の中心部にある、北登市と和我郡一円の総鎮守。開拓と武勇の神をまつり、地元で「北森さま」と呼ばれ、七五三のお参りに来る家族が多い。

概要

北森神社は、岩手県北登市の中心部にある神社です。北登市と和我郡一円の総鎮守とされ、地元の人々に「北森さま」と呼ばれて親しまれています。開拓と武勇の神を主祭神としてまつり、家内安全、健康、産業の振興、開運などの願いを受け止めてきました。七五三のお参りに来る家族が多く、小さな神社ながら、一年を通して参拝者が絶えません。雨の日も雪の日も、鳥居をくぐって手を合わせる人の姿が見られます。

所在地とアクセス

所在地は北登市北森町1丁目です。民営の鉄道会社の北登駅から歩いて約10分の、市街地にあります。車では、南北に通る自動車道のインターから約8分です。境内には駐車場が約30台分あり、七五三の時期や正月には、車で訪れる参拝者の利用が増えます。参拝はいつでもでき、授与所(社務所)の受付は、8時半から16時半までです。駅前から続く道には、鳥居へ向かう人の流れができ、仕事帰りや買い物帰りに立ち寄る人も少なくありません。

歴史

北森神社は、大同2年(807年)の創建と伝わります。平安時代初期の武将が、天皇の命を受けて蝦夷との戦いの地を治めるなかで、遠い山国の大社から神を迎えてまつったのが始まりとされます。以来、1,200年あまりにわたり、この土地の人々の心のよりどころとなってきました。

神と仏が一つのものとして信仰された時代には、「北森山護国寺」と呼ばれていました。明治維新ののち、神仏が分けられると、現在の「北森神社」の名になり、地域の総鎮守として郷社に列せられました。その後も、戦争や災害、市の発展といった時代の移り変わりのなかで、氏子の人々に支えられて社殿や境内が守られてきました。

境内と見どころ

境内には、本殿のほかに5つの境内社があり、それぞれ異なるご神徳をいただけます。門と境内社は近年建て替えや改修が行われ、令和2年(2020年)には、御代替わりの記念事業として新しい建物が整いました。木々に囲まれた参道は、市街地にありながら静かで、季節ごとに緑や雪の景色が変わります。

授与所では、龍をあしらった御朱印を受けられます。また、手書きの文字で書かれたお札も頒布されています。お守りや絵馬のほか、七五三の時期には千歳飴の袋を求める家族の姿が多く見られます。

行事と利用

年の初めには初詣で多くの人が訪れ、元日から三が日にかけては、参道に行列ができます。春と秋には例祭が行われ、地域の人々が集まって神前に感謝を捧げます。

11月は七五三の季節で、晴れ着姿の子どもを連れた家族が、ご祈祷を受けるために訪れます。着物の裾を持ち上げて石畳を歩く女の子や、袴姿の男の子が、千歳飴を手に写真を撮る光景は、秋の終わりから初冬にかけての風物詩です。雪の降る日に行われることもあり、傘をさして参拝する家族も見られます。

そのほか、厄除けや安産祈願、車のお祓い、地鎮祭など、暮らしの節目のご祈祷も受け付けています。試験や面接の前に立ち寄って手を合わせる人もいて、日々の祈りの場としても使われています。

周辺と地域とのかかわり

神社のまわりには、市役所や商店、住宅が広がり、北登市の暮らしの中心に位置しています。市は岩手県南西部にあって、半導体や自動車部品の工場が集まる工業の都市で、働く人や家族が多く暮らしています。そうした人々にとって、北森神社は産業の安全や家内安全を願う身近な社です。保育園や小学校へ通う子どもが鳥居の前で「じんじゃ」と声に出して指さすなど、地域の日常の風景にも溶け込んでいます。

北登市については北登市の項目も参照してください。

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