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増野こすもす病院(ますのこすもすびょういん)
島根県西部の増野市にある総合病院。許可病床は280床あまり、24ほどの診療科を置き、急性期医療と高度医療を担う中核病院で、災害拠点病院やがん診療の拠点病院に指定されている。
概要
増野こすもす病院は、島根県西部の増野市にある総合病院である。許可病床は280床あまりで、内科、外科、整形外科、小児科、産婦人科、脳神経外科、救急など24ほどの診療科を置く。急性期医療と高度医療を担う島根県西部の中核病院で、市民だけでなく、周辺の町や隣の県の東部からも患者が訪れる。市の郊外にあたる乙芳町にあり、車で通う人が多いため、広い駐車場を備えている。
沿革
前身は、増野市とまわりの十一の町村が組合をつくって運営していた町村病院組合立の病院である。昭和29年4月に、赤十字の事業を行う全国組織の県支部へ移管され、現在の姿になった。以来、診療棟の増改築や移転を重ねながら規模を広げ、平成16年には創立50周年を迎えた。町村が力を合わせて医療を守ろうとした成り立ちは、今も「地域とともに歩む病院」という基本の考え方に受け継がれている。
診療体制と特色
病床は機能ごとに分けられており、令和5年の病床機能報告では、高度急性期の病床が40床ほど、急性期の病床が230床あまりと報告されている。内訳には、結核病床4床、感染症病床4床、高度治療室(HCU)4床、新生児集中治療室(NICU)11床が含まれる。
診療科は、呼吸器内科、消化器内科、血液内科、内分泌内科、リウマチ科、神経内科、循環器内科などに細かく分かれる。外科系には消化器外科や脳神経外科、整形外科、泌尿器科、眼科、耳鼻咽喉科などがあり、歯科口腔外科、麻酔科、放射線科、病理診断科、総合診療科、救急科も備える。出産と新生児の医療を扱う産婦人科と小児科があり、地域の周産期医療を支えている。
指定と役割
病院は、災害拠点病院、がん診療の拠点病院、エイズ診療の拠点病院に指定されている。災害時には、赤十字の救護活動の経験を生かして医療救護班を送り出し、被災地での診療や避難所の健康管理にあたる。平時にも、救護班の訓練や、職員向けの救急法・防災の講習を重ねている。感染症病床と結核病床をもつことから、感染症が広がったときには、地域で受け入れの中心となる役割も果たす。
地域との連携
増野市をはじめ周辺の診療所や病院と、患者の紹介や逆紹介を通じて連携している。かかりつけ医で診られる病気は地域の医療機関に任せ、手術や入院、高度な検査が必要な場合に当院が受け入れる、という役割分担を進めている。退院後の療養や介護の相談には、相談窓口の看護師や医療ソーシャルワーカーが応じ、在宅や施設への移行を支える。
利用案内
外来は平日の午前中を中心に受け付け、初めて受診する人は、かかりつけ医の紹介状があると手続きがスムーズに進む。夜間や休日の急な病気やけがには、救急科が対応する。市の中心部からは路線バスで通うこともでき、病院の前に停留所がある。
周辺と関連
病院は、増野市の郊外の住宅地と田畑の広がる地域にあり、静かな環境で療養できる。島根県西部の海沿いの市として、増野市の暮らしと医療を支える存在で、市については増野市を参照。