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南嶺中学校(みなみみねちゅうがっこう)
南嶺町立の公立中学校で、全校生徒は約220人。昭和52年に町内の3中学校が統合して開校し、町でただ一つの中学校として、合唱や地域学習に力を入れている。
概要
南嶺中学校は、山形県の南嶺町にある町立の公立中学校です。男女共学で、全校生徒は約220人。町内にほかの中学校はなく、町の子どもたちの多くがここで3年間を過ごします。学期制は3学期制です。
教育目標は「挨拶が飛び交い 瞳かがやく 爽やかな南嶺中生の育成」で、日々のあいさつを学校生活の土台に置いています。朝の登校時には、教職員や生徒会の生徒が昇降口の前に立ち、声をかけ合う取り組みが続けられています。
所在地とアクセス
学校は南嶺町の中心に近い集落にあります。鉄道の最寄りは、町外の駅から路線バスに乗り継ぐ形で、「南嶺中前」の停留所で降りるとすぐです。通学区域は町内全域に及び、遠い地区の生徒はスクールバスや路線バスを使います。山あいに集落が点在するため、通学の方法は地区ごとに異なります。
冬は雪が多く、積雪や路面の凍結で登下校の時刻が変わる日もあります。そうした日は、学校から保護者へ連絡が届き、バスの運行状況に合わせて対応します。
沿革
昭和52年4月、町内にあった3つの中学校が統合し、町でただ一つの中学校として開校しました。統合した3校は、それぞれ町の中心部と東西の地区にあった中学校です。開校時の生徒数は約590人で、新しい校舎に町じゅうの生徒が集まりました。
その後、少子化と人口の減少が進み、生徒数は半世紀ほどのあいだに大きく減りました。現在の約220人は、開校時の4割に届かない数です。ただ、学年ごとに複数の学級を保てる規模は残っており、部活動や行事も、顔の見える範囲で活発に行われています。
教育の特色
南嶺中学校は、合唱に力を入れていることで知られます。学年や学級ごとの合唱は文化的な行事の中心で、毎年の修学旅行では、最後の訪問地である東京の公園で全員が歌うことが恒例になっています。仲間と声をそろえる経験が、学校の一体感を育てています。
授業は3学期制で進み、地域の産業や自然を題材にした総合的な学習の時間も設けられています。たとえば、町の農産物や山の暮らしを調べて発表する活動や、地域の方を招いて話を聞く機会があります。小規模な町の学校だからこそ、地域の大人と接する場面が多いのが特徴です。
部活動と学校行事
部活動は運動部と文化部があり、町内に1校しかないため、同じ学年の仲間が全員で一つのチームをつくる形になります。生徒数の減少にともない、人数のそろいにくい競技では、近隣の学校と合同で大会に出ることもあります。文化部では、合唱の伝統を受けて、音楽に親しむ生徒が多くいます。
年間の行事には、入学式や体育祭、文化祭、合唱コンクール、修学旅行、卒業式があります。体育祭と文化祭には保護者のほか、地域の住民も多く訪れ、学校が町の催しの場にもなっています。
地域とのかかわり
南嶺中学校は、町でただ一つの中学校として、地域の人々と結びつきの強い学校です。生徒は、町内の小学校を卒業したあとにここへ進み、多くは同じ顔ぶれで3年間を過ごします。卒業後は、近隣の市にある高校へ進学する生徒が中心で、通学のために町を離れる生徒もいます。
町の清掃活動や行事の手伝いに生徒が参加することもあり、学校と地域がたがいに支え合う関係が続いています。また、近隣の東嶺市の学校や施設との交流の機会を設けることもあり、町の外の世界に触れる経験につなげています。
進路と学校生活
3年生は、秋から冬にかけて進路の相談を重ね、受験に向けた学習を進めます。少人数ならではの目の行き届いた指導が行われ、放課後の補習や面談も、生徒一人ひとりの様子に合わせて組まれます。
日々の学校生活では、給食を教室で食べ、清掃や係の活動を学年をこえて分担します。上級生が下級生を気にかける雰囲気があり、小さな町の中学校らしい、落ち着いた毎日が送られています。