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南野学校給食センター(みなみのがっこうきゅうしょくせんたー)
倉野市が運営する学校給食センターで、南野地区にある。小中学校15校の給食を一括して調理し、栄養教諭や事務職員のほか、調理補助の職員やパートが働いている。
概要
南野学校給食センターは、倉野市が運営する学校給食の共同調理場である。市内の南野地区にあり、市立の小学校11校と中学校4校、あわせて15校の児童・生徒の給食を、毎日ひとつの施設でまとめて調理している。1日の調理能力は約4,700食で、市内の給食センターの中では大きな規模にあたる。
調理や配送の現場では、調理補助の職員やパートが多く働いており、栄養教諭と事務職員が全体の献立づくりと運営を支えている。
沿革
施設は昭和63年(1988年)3月に建てられた。それまで各学校で行われていた調理を集約し、衛生管理と食材の一括購入を進めるための共同調理場として整えられたものである。
開設から30年以上が過ぎ、建物や設備の老朽化が進んだことから、市は学校給食センター全体の基本計画の見直しを進めている。今後の再整備では、調理場の統合や建て替え、配送する範囲の見直しなどが検討されている。
体制と働く人
職員の構成は、栄養教諭が3人、事務職員が1人ほどで、これに調理にあたる人が約30人加わる。調理の担当者は、市の学校給食会を通じて雇われる形が中心で、正規の職員のほか、時間を限って働くパートが多い。
調理補助の仕事は、野菜の洗浄や皮むき、切りもの、釜での煮炊き、盛りつけ用の容器の準備、食器やコンテナの洗浄などに分かれる。朝は早く始まり、給食の時間に間に合うよう、昼前に各校へ届けられるよう段取りが組まれている。
給食づくりと衛生管理
給食は、献立にもとづいて栄養教諭が食材の量や味つけを決め、調理員が作業工程ごとに分担して作る。大量調理のため、加熱は中心温度を確認して記録し、調理が終わった食品は一定の時間内に配るなど、国の衛生管理の基準に沿った運用が行われている。
作業の区域は、汚染される区域と清潔な区域に分けられ、食材の搬入から調理、配缶、洗浄まで、人や物の動きが交わらないよう動線が整えられている。食物アレルギーのある児童・生徒には、市の指針にもとづいて、保護者と学校、センターが連絡を取りあいながら、原因となる食材を除いた対応が行われている。
配送と学校とのつながり
調理された給食は、専用のコンテナに入れられ、配送車で各校へ運ばれる。配送は民間の運送会社に委託されており、配送車は4台ほどが決まった順路で学校をまわる。
南野地区の学校からは、調理員との交流や給食の時間の食に関する指導の一環として、センターの見学や感謝の会が開かれることもある。地元の食材を使った献立の日には、産地や作り手を紹介する取り組みも行われる。
地域とのかかわり
学校給食センターは、子どもたちの食を支えるとともに、地域の人に働く場を提供している。とくにパートの職員は、近所に住む人が多く、子育てを終えた世代が長く勤めている。
倉野市では市内に農協や電機部品の工場などがあり、地場の農産物や加工食品が、地産地消の献立に使われることもある。老朽化への対応と、アレルギー対応や衛生基準の強化を両立させることが、今後の課題とされている。