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なごみ駅前広場(なごみえきまえひろば)

別名: なごみ駅前、なごみ駅のロータリー

豊見原市のゆらレールの駅前にある、小さな広場と駐車スペース。バスとタクシーの乗り場、送迎の車寄せ、立体駐車場がひと続きに並び、車から電車へ乗り継ぐ人の拠点になっている。

概要

なごみ駅前広場は、豊見原市のゆらレールの駅前にある、小さな広場と駐車スペースである。改札を出てすぐのところに、バスとタクシーの乗り場、家族の送り迎えのための車寄せ、車を預けて電車に乗り換えるための駐車場が、ひとまとまりに整えられている。広場そのものは大きくないが、車で駅へ来る人と電車で市外へ出る人の乗り換えを受け止める場所として、毎日の朝夕にもっとも人が動く一角になっている。

所在地とアクセス

広場は、ゆらレールの駅の出口に面して広がっている。駅から広場までは屋根のある通路でつながり、雨の日でもほとんど濡れずに乗り場へ出られる。市の中心部から車で10分ほどの距離にあり、広場の前を通る県道を経由して、住宅地や干潟に近い地区からも入りやすい。高速道路のインターが近くに整備されたことで、市外から車で来て電車に乗り換える人の流れも加わった。

施設の構成

広場の中心は、バスとタクシーが入るロータリーである。路線バスと市のコミュニティバスが発着し、その外側に一般の車が短時間だけ停まれる送迎用の区画がある。歩く人の通路と車の動線は分けられ、段差を抑えて車いすやベビーカーでも移動しやすくなっている。

広場に隣接して、立体の駐車場がある。鉄骨造の4階建てで、収容台数は992台(うち車いす用が12台)。道路の用地を生かして建てられた自走式の施設で、駅の改札へ歩いてすぐ行ける。料金は日中の最大が400円で、通勤に使う人向けには月ぎめの定期駐車券もあり、月額3,500円からと安い。定期の枠は早い時期に上限に達し、新しく使いたい人はキャンセル待ちに登録する運びになっている。管理は、市が指定した民間の事業者が受け持つ。

歴史

この駅前は、ゆらレールの延伸にあわせて整備された。市街地の慢性的な渋滞をやわらげるため、車で来た人を郊外の駅で電車に乗り換えさせるパークアンドライドの考え方が取り入れられ、駅と広場、駐車場が同時に計画された。延伸区間は2019年10月1日に開業し、広場もその日から使われ始めた。開業直後の駅の1日の平均利用者は約1,400人で、同時に開いた新しい駅のなかで最も多かった。のちに駅の近くには高速道路のインターが加わり、大型スーパーの出店や高速バスの乗り場の整備も進められた。

利用のようす

朝は、駐車場に車を置いて通勤・通学の電車に乗る人と、家族に送られてくる人で車寄せが混み合う。昼は、買い物や通院にバスを使う高齢の人が、屋根の下のベンチで待つ。夕方になると、帰宅する人を迎えに来る車が順に入れ替わる。週末は、本土からの旅行者が高速バスから降りて、渋滞する中心部をバスで通らずに電車へ乗り継ぐ姿も見られる。市の行事の日には、広場の一部に仮設の売り場やテントが並ぶこともある。

周辺

広場の背後には新しい住宅地が広がり、スーパーや薬局、飲食店が少しずつ増えている。駅の高架の下は、朝に小さな群れが戻ってくる鳥の休み場として知られ、列車の通る音と鳥の声が重なる。広場は、豊見原市の湿地や干潟へ向かう人の出発点にもなっており、双眼鏡を持った人がバスを待つ姿もある。市の窓口である豊見原市役所は市内の別の場所にあり、駅前は広場そのものの機能に絞って整えられている。

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