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大久保米穀店(おおくぼべいこくてん)

別名: 大久保米穀、おおくぼ米穀店

北海道南部の北辰市にある、大正4年創業の小さな米穀店。注文を受けてからの精米と、ぬか床づくりに使う炒りぬかの取り扱いで知られる。

概要

大久保米穀店は、北海道南部の北辰市にある小さな米穀店です。米を主に扱い、玄米から分づき米、白米まで、客の好みに合わせて用意します。ぬか漬け用の炒りぬかも店先に置いてあり、ぬか床づくりを始める人が訪ねてくる店としても知られています。「米を生鮮品として届ける」ことを店の考え方にしています。

沿革

創業は1915年(大正4年)です。以来100年を超えて、同じ町で米を売り続けてきました。現在は四代目が店を営んでいます。四代目は2015年に、北海道南部ではじめてとされる、お米についての専門資格を取りました。米の味や選び方、炊き方を、家庭の食卓に近い言葉で伝えるための学びだったそうです。

資格を取ってからは、店先での相談がいっそう増えました。「どの米が煮ものに合うか」「少人数の家ではどのくらいの量が使いやすいか」といった問いに、産地や品種の違いを示しながら答えるのが、四代目の日々の仕事になっています。

事業や特徴

店の特徴は、注文を受けてからその場で精米することです。1キロという少量からでも精米に応じるため、一人暮らしの人や、少しずつ米を食べる家でも、いつも搗きたての米を買えます。

炒りぬかは、ぬか床の材料です。店では炒りぬかと塩の割合を紙に書いて渡すなど、はじめての人にも分かるよう、やり方を丁寧に伝えています。米を精米したときに出る新しいぬかを炒って使うため、香りがよく、ぬか床の立ち上がりもよいと言われます。

店舗や所在地

店は北辰市の町なかにあり、住宅や商店が並ぶ通りに面した、間口の小さな店構えです。店先には精米機と米袋が置かれ、通りがかりに立ち寄れます。季節には、近くの畑でとれた野菜が少しだけ並ぶこともあります。

地域とのかかわり

近所の人が、米や炒りぬか、豆類を買い求めに日常的に通う店です。ぬか床をはじめる人には、材料の分量から、毎日のかき混ぜ方まで、店主が声をかけて教えます。店先でのやり取りは、買い物の場であるとともに、暮らしの知恵をわけあう場にもなっています。

記事にもあるように、近所の人へふきなどの野菜をおすそ分けする、気さくな店先の風景も、この店ならではのものです。

利用のしかた

精米は注文ごとに行うため、少し待つ時間があります。玄米で買って自宅で保存し、食べる分だけ分づきにしてもらう買い方もすすめられています。小豆などの豆類は小さな袋で買えるので、はじめて甘煮を炊く人にも手に取りやすい量です。