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鷺港ロジスティクス(さぎこうろじすてぃくす)
京都府の港のまち・舞鷺市の鷺港にある物流倉庫を運営し、商品の検品、仕分け、棚入れ、荷造りを行う会社。保管から港の荷役、通関までをまとめて請け負う。
概要
鷺港ロジスティクスは、京都府北部の港のまち舞鷺市の鷺港にある物流倉庫を運営する会社である。預かった商品の検品、仕分け、棚入れ、荷造りといった倉庫の日々の作業を中心に、港での荷役や通関の手続きまでを一つの会社で受け持つ。資本金は1億円以上3億円未満で、地方の港の物流会社としては中堅にあたる。
沿革
戦後まもない1947年に、港に着く荷物を預かる倉庫業の会社として始まった。舞鷺市は昔の軍港の面影が残るまちで、港のそばには護岸と古い建物が今も並ぶ。会社はこうした港の復興とともに歩み、まず普通倉庫で穀物や雑貨などの貨物を預かることから事業を広げた。やがて港湾運送や内航運送の取り扱い、通関業へと業務を増やし、保管から輸送・手続きまでを一貫して請け負う体制を整えた。創業から70年を超えたいまも、倉庫業を軸にした物流会社として営業を続けている。
事業と特徴
中心となる事業は倉庫業で、貨物を預かって倉荷証券を発行できる許可を受けている。倉庫は、常温の普通倉庫のほか、冷やして保管する低温倉庫と、港の公共上屋をそろえる。預かった品の品質を保つ保管体制を重視し、温度管理が必要な食品や水産品にも対応できる点が特色である。
倉庫の中の作業は、次の流れで進む。荷物が着くと数量や傷みを確かめる検品を行い、荷主ごと、行き先ごとに仕分ける。そのうえで棚へ収める棚入れを行い、注文に応じて取り出して箱に詰める荷造りをして出荷する。
倉庫業のほかに、次のような事業を手がけている。
- 港湾運送事業(船と岸壁のあいだの荷役、はしけや上屋での貨物の取り扱い)
- 内航運送取扱業(国内の船による貨物輸送の手配)
- 通関業(輸出入の貨物にかかる税関手続き)
- 船舶代理店業(入港する船の手続きの代行)
- 自動車の輸送の取り扱い
- 損害保険の代理業、荷物の加工作業
- 融雪剤・凍結防止剤の販売
- 倉庫や建物の賃貸、人材の派遣
所在地と施設
本社と主力の倉庫は、舞鷺市の鷺港に面した地区にある。港の岸壁、公共上屋、普通倉庫、低温倉庫が近い範囲に集まっているため、船から降ろした荷物をトラックに積み替えるまでの距離が短く、荷役と保管を続けて行いやすい。雪の多い日本海側の土地柄から、冬の道路用の融雪剤や凍結防止剤を扱うのも、この地域ならではの事業である。
地域とのかかわり
鷺港に出入りする荷主、船会社、運送会社と、地元の漁業や食品加工の事業者のあいだをつなぐ役割を担う。倉庫や港の作業には地元の人が多く働いており、人材派遣の事業は、荷の多い時期に作業の人手を補う仕組みとしても使われる。港のまちの物流を、保管・荷役・手続きの三つの面から支える会社として知られている。
関連する話題
鷺港は昔の軍港の面影を残す港であり、古い倉庫や護岸の景色は、まちの歴史を伝えるものでもある。会社が使う倉庫のなかには、港の歴史を感じさせる建物も混じる。