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堰里苑(せきりえん)

別名: 特別養護老人ホーム堰里苑、堰里会 堰里苑

1999年に開設された特別養護老人ホームで、社会福祉法人堰里会が運営する。入居定員は80人、短期入所は10人。岩手県一堰市の室峰町にあり、要介護3以上の人が、ユニットケアを取り入れた「家庭的で安心できる暮らし」を送っている。

概要

堰里苑は、岩手県一堰市の室峰町にある特別養護老人ホームである。社会福祉法人堰里会が運営し、1999年に開設された。長く暮らす入居の定員は80人、数日から数週間だけ泊まる短期入所(ショートステイ)の定員は10人で、あわせて90人ほどが利用できる規模である。

運営の方針は「地域に根ざした特別養護老人ホーム」であること。入居者一人ひとりに寄り添い、家庭的で安心できる暮らしを支えることを大切にしている。

所在地とアクセス

所在地は一堰市室峰町折岩の八幡野で、周囲は田畑と住宅が点在する落ち着いた地域である。最寄りの駅は、民営の鉄道会社の路線にある折岩駅で、駅から約2km、歩いて15分ほどかかる。車での来訪が多く、面会の家族や職員の通勤にも、敷地内の駐車場が使われている。

沿革

堰里苑は、堰里会が地域の高齢者の暮らしを支える拠点として、1999年に開いた。介護保険制度が始まる前年にあたり、それまで家庭で担われていた介護を、地域の施設でも受け止める動きが広がっていた時期である。開設後は、入居のほかに短期入所を受け入れ、在宅で介護する家族が休めるように支えてきた。

法人は、同じ町内で認知症の人向けの小さな共同生活の場(グループホーム)や、日帰りの通所、訪問の介護、ケアプランの相談なども手がけており、堰里苑はその中心にある。

入居と居室

長期の入居ができるのは、原則として要介護3から5の認定を受けた人である。居室は、1人部屋(約14平方メートル)、2人部屋(約21平方メートル)、4人部屋(約37平方メートル)があり、冷暖房を備える。トイレは居室ごとの個室のものと共同のもの(男女別)があり、浴室は3か所ある。食事は、生活のまとまりごとに分けた食事のスペースでとる。

待機している人は、60人を超える時期もあり、入居の申し込みは市内の人が中心となっている。

ケアの特色

堰里苑では、ユニットケアの考え方を取り入れ、入居者の生活の単位を小さくして、一人ひとりの暮らし方に合わせた個別のケアを行っている。家族との関係を保つため、自宅への訪問や外出の支援にも取り組む。

職員は、看護職員が7人ほど、介護職員が40人あまり、ほかに機能訓練指導員と管理栄養士がおり、入居者の健康管理、リハビリ、食事の栄養管理を分担する。20代から30代の職員が多く、子育て中の職員も働きやすいよう、勤務の調整に柔軟に応じるなど、職員どうしの連携のよさが職場の特徴とされる。

短期入所

短期入所は、定員10人で、在宅の高齢者が、家族の病気や冠婚葬祭、介護の休息などの事情で一時的に泊まるために使われる。入居者と同じ生活の流れの中で、食事や入浴、機能訓練を受けられる。

地域とのかかわり

堰里苑は、町内の数少ない大きな福祉施設として、雇用の面でも地域を支えている。季節の行事や、近くの人との交流の機会をもち、入居者が地域とのつながりを保てるようにしている。一堰市とその周辺で暮らす高齢の人にとって、住み慣れた土地の近くで暮らし続けるための選択肢の一つになっている。

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