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しののめ公園(しののめこうえん)
館野市の住宅地にある総合公園。約4万9,890平方メートルの園内に50種あまり約1万株のツツジが植えられ、国の名勝にも指定されている。市民にとっては夕方の散歩のコースになる身近な公園でもある。
概要
しののめ公園は、館野市の住宅地にある総合公園である。面積は約4万9,890平方メートルで、50種あまり、約1万株のツツジが植えられている。市内の人にとっては、夕方の散歩のコースになる身近な公園である。春には県内外から花を見に来る人も多い。国の名勝に指定され、全国の歴史公園百選にも選ばれている。入園は無料で、一年を通して朝から夕方まで散歩の人の姿が絶えない。
所在地とアクセス
公園は館野市の市街地に近い住宅地の中にある。鉄道の館野駅からは、バスやタクシーで10分ほどである。車で来る場合は、自動車道の館野インターから約10分かかる。園の周囲には小さな駐車場が数か所あり、花の盛りの時期には臨時の駐車場も設けられる。この時期は周辺の道が混み合い、近所では「ツツジ渋滞」と呼ばれている。住宅地の中の道は狭いので、地元の人は歩いて来ることが多い。
歴史
この土地のツツジは、歴代の城主が大切に守ってきたと伝えられる。園内には、樹齢800年を超えるヤマツツジの巨木が自然に近い姿で残っている。城下町の庭として育てられた花木は、近代に入って市民の公園として整えられ、いまの形になった。昭和の初めには園内の整備が進み、池のまわりに園路が通された。のちに国の名勝に指定され、古木の群れを含む庭園としての価値が認められている。1990年代には、市出身の宇宙飛行士がスペースシャトルに載せて宇宙へ運んだヤマツツジの株が園内に植えられた。これは「宇宙ツツジ」と呼ばれ、公園の名物になっている。
見どころと特徴
見どころは、なんといってもツツジである。赤や白、桃色の花が丘のように連なり、満開の時期には園内が花の色で埋まる。古木の群れは、手を入れすぎずに枝ぶりを生かして育てられており、新しく植えた低木の花壇とはまた違う景色を見せる。品種は50種あまりにのぼり、早咲きと遅咲きが入れ替わるため、花は長い期間楽しめる。池と木立、歩きやすい園路があり、花のない季節でも散歩に向いている。夏は木陰が涼しく、秋は木々が色づき、冬は葉を落とした古木の枝ぶりがよく見える。ツツジの見ごろは4月下旬から5月である。
行事と利用
毎年、花の盛りに合わせて「館野つつじまつり」が開かれる。期間中は夜間のライトアップが行われ、昼とは違う、闇に浮かぶ花の色を楽しめる。市内外から訪れる人が多く、写真を撮る人や絵を描く人の姿も目立つ。ふだんは、夕方の散歩やジョギング、犬を連れた人の休憩、子どもの遊びの場として使われている。ベンチや東屋が園内に点在し、立ち話をする近所の人も多い。朝は体操をする高齢の人が集まる。
周辺
公園のまわりは、静かな住宅地が広がっている。市街地に近いため、駅前の商店街や飲食店まで歩いて行くこともできる。花の時期には、近くの店がつつじにちなんだ菓子や弁当を並べ、まちのにぎわいにもつながっている。城下町の歴史を伝える古い道筋や寺社も近く、公園とあわせて歩いて回る人もいる。館野市は群馬県内にあり、しののめ公園は市の春を代表する場所として親しまれている。