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周北ケミカル株式会社(しゅうほくけみかるかぶしきがいしゃ)

別名: 周北ケミカル、周北ケミ

周北市内に本社と大きな工場を置く、1918年創業の化学製品の製造会社。ソーダ製品やセメント、電子材料までを手がけ、市の工業を支えてきた。

概要

周北ケミカル株式会社は、山口県の周北市に本社と大きな製造所を置く化学製品の製造会社である。苛性ソーダやソーダ灰、塩化ビニル、イソプロピルアルコールといった基礎化学品から、セメント、多結晶シリコン、乾式シリカ、窒化アルミニウムなどの電子材料まで、幅広い製品を作って売っている。資本金は100億円で、グループ全体の従業員は5,600人あまり、会社単体では2,300人ほどである。市内の海沿いに広がる工場群の中心的な存在で、周北市が化学工業のまちと呼ばれる大きな理由になっている。

沿革

会社の始まりは大正7年(1918年)2月で、アンモニア法によるソーダの製造を目的に、周北市の海辺に設立された。昭和11年(1936年)には社名を「周北曹達株式会社」へ改め、昭和13年(1938年)にはセメント事業に進出した。昭和27年(1952年)には電解法による苛性ソーダの製造を始め、事業の柱を増やしていった。

その後は、昭和53年(1978年)に歯科器材、昭和57年(1982年)にファインケミカル、昭和58年(1983年)にエレクトロニクス、昭和59年(1984年)に多結晶シリコン、昭和60年(1985年)に窒化アルミと、新しい分野へ次々に広がった。平成6年(1994年)に現在の「周北ケミカル株式会社」という名前になった。

事業と製品

事業は大きく、化成品、セメント、電子先端材料、ライフサイエンスなどに分かれる。化成品では苛性ソーダ、ソーダ灰、塩化ビニル樹脂の原料となる品を作り、ガラスや紙、洗剤、水処理など多くの産業向けに出荷している。セメント事業では、工場で作ったセメントや生コンの材料、建設資材を供給する。

電子先端材料では、半導体の基板に使う高純度の多結晶シリコンや、熱をよく逃がす窒化アルミニウムの粉末や基板、乾式シリカを製造する。歯科の分野では、詰め物や接着剤などの歯科器材も扱い、医療や暮らしに近い製品も手がけている。

製造所と所在地

本社は周北市の御影町にあり、同じ市内の海沿いに本社機能と並ぶ主力の製造所がある。この製造所では化学品、電子材料、セメント・建材などをまとめて作っており、2,000人ほどが働く。原料の塩や石灰石は港から運び込まれ、製品も港と鉄道、道路で全国や海外へ送り出される。敷地内には発電設備や排水の処理設備もあり、一つの敷地で原料から製品までが連なるのが特徴である。

地域とのかかわり

市の北の山あいには盆地が広がるが、海沿いは化学工場や製鉄所が並ぶ工業地帯で、周北ケミカルはその代表格にあたる。市民にとっては、就職先であり、長く続く取引先でもある。工場の見学や地域行事への協力、環境の保全に関する取り組みなどを通して、住民との関係を築いている。港や道路、周辺の企業とも結びつき、市の経済を長く支えてきた。

関連する項目

工場が立地する周北市は、化学や鉄鋼の工場が並ぶ海沿いの工業のまちである。同じ市内にある周北緑地も、工業地帯と暮らしのあいだにある身近な場所として知られる。

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