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スナック 朧(すなっくおぼろ)

別名: 朧、スナック朧

1989年11月3日に開店した、立堀市の駅北側の裏通りにある雑居ビル2階のスナック。カウンター8席とボックス席が1つの小さな店で、セット料金とボトルキープ、乾き物と手作りの軽食で、常連と初めての客を迎えている。

概要

スナック 朧は、1989年11月3日に開店した小さなスナックである。立堀市の駅北側にある裏通りの雑居ビルの2階にあり、席はカウンター8席とボックス席が1つだけの、10人あまりで満席になる広さである。夜の営業を中心に、お酒と軽い食べ物を出しながら、客と店の人との会話を楽しむ店として続いている。

場所とアクセス

店があるのは、駅の北側に広がる裏通りの飲み屋街である。南側に町工場が集まる立堀市では、仕事を終えた人が北口へ回って歩く道筋があり、その路地沿いの雑居ビルが並ぶ一角に店がある。ビルの1階は別の飲食店で、細い階段を上がった2階の扉の脇に、小さな電飾の看板が出ている。駅の改札から歩いて数分の距離にあり、終電前の時間でも立ち寄りやすい。詳しい市の様子は立堀市にまとめられている。

沿革

店は1989年11月3日、昭和から平成へ元号が替わって間もない時期に開店した。スナックという業態は、1964年の東京オリンピックのころ、深夜営業が制限されたスタンドバーに代わって、お酒と軽食を出す店として広まったといわれる。朧もそうした流れを受け継ぐ店で、開店以来、内装の骨組みとカウンターの配置を大きく変えていない。これまでに壁紙やカラオケの機器、椅子の張り替えなど、少しずつの手入れを重ねてきた。

店内と席

カウンターは8席で、奥の棚にはボトルキープのお酒が名札つきで並ぶ。カウンターの内側からは、すべての席の客に声が届くので、ひとりで来ても会話に入りやすい。ボックス席は1つで、数人の連れが腰を落ち着けて話したり、歌ったりする席として使われる。照明はやや落とした暖色で、壁に古いスピーカーとカラオケの画面が据えられている。

料金とメニュー

料金はセット料金を基本とする。おしぼりと席料が含まれ、時間を決めて水割りなどの飲み物と、突き出しの小皿が付く。ウイスキー、焼酎、ビール、ワイン、ジントニックのほか、ソフトドリンクも用意され、お酒の苦手な客も利用できる。つまみは、柿の種や珍味といった乾き物が中心で、原価が低く手間がかからないため品数が多い。それに加えて、季節の手作りの小鉢や、軽い食事も出す。ボトルをキープすると、次回からは氷と水の代金だけで飲める仕組みである。

営業と客層

営業は夕方から夜遅くまでで、日曜と祝日は休む日が多い。客の中心は、近くの町工場や事務所で働く人たちと、二次会で立ち寄る人たちである。歌を目当てに来る客もいれば、静かに飲んで帰る客もいる。スナックは、会話を求める人が集まる場として、地域のコミュニティをつくる役目を担ってきたといわれ、朧もまた、仕事帰りの人が顔を合わせる場所になっている。全国のスナックの数は減っているが、都心の駅周辺では新しい店も増えており、朧のような古い店と新しい店とが、同じ通りに並んでいる。

地域とのかかわり

裏通りの飲み屋街の一員として、近隣の店と客を紹介し合うことがある。年に一度、開店の日である11月3日の前後には、常連客にささやかな乾き物の盛り合わせを配るならわしがある。工場街の人の流れが変わるなかでも、同じ場所で同じ扉を開け続けることが、この店の特色である。

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