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須浜水産(すはますいさん)

別名: 須浜水産株式会社

須浜市の港の近くにある水産加工会社。毎朝水揚げされる魚を使い、干物、カツオ節、冷凍品の加工を行い、従業員は約80人。

概要

須浜水産は、高知県の須浜市にある水産加工会社です。港のすぐ近くに工場を構え、毎日水揚げされる魚を使って、干物、カツオ節、冷凍品の三つを主な商品としています。従業員は約80人で、市内では規模の大きい食品加工の事業所のひとつです。

須浜の港は、毎日新鮮な魚が揚がることで知られています。会社は、この港に近い立地を生かし、水揚げされた魚が傷む前に加工へ回す体制をとっています。

沿革

会社は、港町の魚を地元の外へ届けたいという思いから、小さな干物づくりの作業場として始まりました。はじめは地元の旅館や食堂、魚屋への卸が中心でしたが、冷凍設備を入れて保存がきくようになると、県外の取引先にも商品を出せるようになりました。

その後、カツオ節の加工ラインを加え、干物、カツオ節、冷凍品を三本柱とする現在の形に整えました。土佐の海で獲れるカツオの水揚げを背景に、節づくりを事業の軸に加えたことが、会社の大きな転機になったといわれます。工場は設備の更新を重ね、衛生管理を強めながら、現在の約80人の体制に至っています。

事業と商品

干物

干物は、うるめいわし(沖ウルメ)、めひかり、ちりめんじゃこなどを扱います。漁師が海の上で魚をすぐ氷で冷やして持ち帰るため、鮮度が高い状態で工場に入ります。加工では海洋深層水を使って味を整え、天日で干し上げます。塩がきつくない、マイルドな味わいに仕上げており、子どもから年配の人まで食べやすいのが特徴です。

干物は、ちりめんじゃこ50グラムの袋を3つ、めひかり100グラム、沖ウルメ100グラムの袋を2つ、といった朝ごはん向けの詰め合わせとしても出荷されています。

カツオ節

カツオ節は、須浜の港に揚がるカツオを使い、煮る、焙乾する、乾かすといった工程を経て作ります。削り節として家庭や飲食店のだしに使われるほか、料理店向けの品も用意しています。

冷凍品

冷凍品は、水揚げ直後の魚を急速に凍らせ、鮮度を保ったまま送り出す商品です。切り身や干物を冷凍し、飲食店や宿泊施設、量販店へ届けます。高知県内の料理店やホテル、居酒屋に魚を納めており、品質の高さで評価されています。当日の水揚げをその日のうちに出荷し、関東へは翌日に届く流れを整えています。

事業所と販売

本社と工場は、須浜市の港に近い一帯にあります。販売先は、県内の飲食店や宿泊施設への卸のほか、全国の百貨店や食品売り場、通信販売まで広がっています。ふるさと納税の返礼品として、干物の詰め合わせを出していることも、ひとつの特徴です。

工場では、原料の受け入れ、下処理、加工、乾燥や凍結、検査、梱包までを順に行い、従業員が持ち場を分けて働きます。

地域とのかかわり

須浜は、港とカツオと山あいの田んぼのまちです。須浜水産は、地元の漁業者から魚を仕入れ、約80人の雇用を通じて、まちの暮らしと水産業を支えています。水揚げされた魚を地元で加工して付加価値をつけることで、港の魚の評判を県外へ伝える役割も担っています。

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