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巣崎西中学校(すさきにしちゅうがっこう)

別名: 巣崎西中、西中

巣崎市にある男女共学の公立中学校。昭和39年に市内の2校が統合して開校し、全校生徒は約190人。近年の再編で周辺の中学校を迎え、地域の中心校となっている。

概要

巣崎西中学校は、高知県の巣崎市にある市立の公立中学校である。男女共学で、3学期制をとる。全校生徒は約190人で、各学年が2学級ずつ、ほかに特別支援学級が2学級ある。市内の小学校を卒業した生徒の多くが、ここで3年間を過ごす。

校訓は「風雪に耐え、根を張れ、枝を伸ばせ」。海からの風と台風の雨にさらされてきた土地柄を映した言葉で、入学式や卒業式のほか、毎月の全校集会でもたびたび引かれる。

所在地とアクセス

校舎は市の西寄り、山すそから平地へ移る一帯にある。民営の鉄道会社の本線の駅から国道ぞいに歩ける距離で、近くの集落からは自転車や徒歩で通う生徒が多い。遠い地区の生徒にはスクールバスや路線バスの利用もある。

校地は山を背にした高台にあり、高い建物が少ないため、グラウンドから町並みと海の方向を見渡せる。海ぞいの低地とは違い、津波の浸水が想定される区域の外にあることから、災害時には近隣の住民の避難先としても位置づけられている。

歴史

開校は昭和39年6月。それまで市内に別々にあった2つの中学校が、生徒数の減少と校舎の老朽化を理由に統合して生まれた。統合後は新しい校舎に移り、山すそを切り開いたグラウンドと体育館が整えられた。

開校当初は1学年あたり5、6学級の規模だったが、人口の減少とともに少しずつ小さくなり、現在は各学年2学級となった。令和8年4月には、周辺にあった3つの小規模な中学校を統合した。入り江ぞいの校、山あいの校、南部の校がそれぞれの歴史を閉じて合流し、生徒数と通学区域が広がった。市は、津波浸水区域内にある別の中学校との将来的な統合も計画に挙げており、巣崎西中学校はその受け皿の一つとされている。

教育の特色

校訓にちなんだ「根を張る」学びを掲げ、基礎学力の定着を軸にしている。国語・数学・英語では、習熟の度合いに応じた少人数の指導を取り入れている。

総合的な学習の時間には、巣崎市の海・山・まちを題材にした地域学習を行う。造船所や港の見学、山の雑木林での自然観察、防災の学習が柱で、津波を想定した避難訓練は年に複数回行う。統合した旧校の生徒が互いの地区のことを紹介し合う時間もあり、広がった通学区域の理解を深める場になっている。

行事と部活動

年間の行事には、体育大会、合唱コンクール、文化祭、校内マラソン大会、職場体験、修学旅行がある。合唱コンクールは学級ごとに課題曲と自由曲を練習して競い、保護者や地域の人が聴きに訪れる。

部活動は運動部と文化部があり、運動部は野球、ソフトテニス、バレーボール、バスケットボール、卓球、陸上など、文化部は吹奏楽、美術、科学などがある。生徒数の減少にともない単独でチームを組めない部もあり、合同チームでの大会参加や、地域のクラブ活動との連携も進めている。

地域とのかかわり

学校は、地域の人の協力で成り立っている。登下校の見守りや、花壇の手入れ、清掃活動、地域の祭りの手伝いに生徒が加わる。保護者と地域の代表でつくる学校運営の協議会があり、行事や安全対策について意見を交わす。

体育館とグラウンドは、放課後や休日に地域のスポーツ団体へ開放されている。校歌は、地元ゆかりの作詞者と作曲者によるもので、行事のたびに歌い継がれている。

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