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東洲精機株式会社(とうしゅうせいきかぶしきがいしゃ)

別名: 東洲精機、東洲精機(株)

製鉄機械や産業機械の部品を製造するメーカーで、従業員は約400人。本社工場は加古浜市の近郊にあり、臨海部の製鉄所の構内にも工場をもつ。

所在地兵庫県加古浜市平丘町新在家字西ノ坪1347番地2

概要

東洲精機株式会社は、製鉄機械をはじめとする産業機械の部品や装置を製造する機械部品メーカーである。従業員は約400人で、本社工場は加古浜市の近郊にある。製鉄所の設備を支えるエンジニアリング企業を自任しており、装置の製作だけでなく、現場での補修や保守も手がける。品質管理の国際規格であるISO9001の認証を受け、県内の中小企業の経営者でつくる団体にも加わっている。

沿革

創業は昭和21年(1946年)1月で、はじめは港野市で小さな機械工場として出発した。昭和30年代から40年代にかけて、製鉄業が集まる播磨の臨海部へ工場を移し、加古浜市の近郊に拠点を構えた。会社として法人化したのは昭和44年(1969年)1月である。

1980年代には取引先が広がり、昭和59年(1984年)から大手の重機械メーカーとの取引を始め、昭和62年(1987年)には別の重工業大手とも取引を結んだ。製鉄所向けで磨いた加工の精度が、一般の産業機械の分野でも認められたことが背景にある。令和6年(2024年)には代表者が交代し、新しい体制になった。創業からは80年を迎えようとしている。

事業内容

事業の柱は、製鉄機械の製造、鋼材試験片(テストピース)の加工、鋼材の開発に伴う試作の請負の三つである。

製鉄機械では、製銑、製鋼、熱間圧延、冷間圧延、焼鈍、精整、表面処理といった製鉄の全工程に使う装置を作る。なかでも、圧延した鋼板を巻き取る芯にあたるマンドレルの分野に強く、どのメーカーの機種にも対応できる技術とノウハウをもつ。新品の製作に加え、使い込んだ部品の補修や修理も受ける。

鋼材試験片は、鋼材の強さや粘りを調べるために、決められた形に削り出す小さな部材である。顧客である製鉄会社の開発部門から依頼を受け、試作した鋼材から試験片を加工して届ける。わずかな寸法の狂いが試験結果に響くため、高い精度が求められる仕事である。

工場と設備

本社工場には、5面加工ができるNC工作機械など、最新のFA設備がそろう。大きな部材の切削から、細かな仕上げまでを一つの工場で行える。

もう一つの工場は、加古浜市の臨海部にある製鉄所の構内に置かれている。ここでは製鉄所からの委託を受け、鋼材の試作と試験片の加工を担う。製鉄所の操業が始まった頃から続く仕事で、現場の近くで素早く対応できることが強みになっている。

地域とのかかわり

加古浜市は、製鉄を中心とした重化学工業が盛んな市であり、東洲精機はその産業の裾野を支える会社の一つである。製鉄所の設備は止まると影響が大きいため、急な補修の依頼にも応じる体制を整えている。

地元の工業高校や専門学校からの採用も続け、若い技能者を現場で育てている。熟練者の持つ加工の勘どころを、NC機械の操作と合わせて引き継ぐことが、会社の課題であり特色でもある。

特徴

東洲精機の特徴は、製鉄所で培った精度と、重厚な製品から微細な試験片まで幅広く扱える加工力にある。大手メーカーとの長い取引の実績が、信頼の土台になっている。

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