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つばめ製菓(つばめせいか)

別名: つばめ製菓さん、つばめ製菓店

千葉県内の市街地にある、1934年創業の小さな和菓子屋。柏餅やおはぎ、大福などを毎朝手造りし、店先で売っている。

概要

つばめ製菓は、千葉県内の市街地にある小さな和菓子屋で、柏餅やおはぎなどを店先で売っている。創業は1934年(昭和9年)10月。以来、卵・もち米・あずきの選び方にこだわり、「手造り」を守ってきた。駅から歩いて3分ほどの通り沿いにあり、近所の人が普段のお茶うけを求めて立ち寄る。お祝いや贈り物の和菓子も受けている。店先には、その日に作った菓子が小さなケースや台の上に並び、買い物の途中にふらりと寄れる気軽さが親しまれている。

沿革

創業は昭和初期で、最初の看板商品は、こしあんを包んだあんドーナツだったと伝わる。創業当時から人気が続き、今も通年で並ぶ。戦後は餅やだんごの種類を増やし、季節ごとの節句の菓子を作る店として根づいた。代々、家族で店を切り盛りし、仕込みから包装まで少人数で行う小さな店のまま、90年あまり続いている。時代が変わっても、機械に頼りすぎず、あんを炊き、餅をつき、生地を焼く手仕事を守っていることが、店の誇りになっている。

商品と特徴

通年の品として、千葉県産のもち米とこしあんで作る小ぶりの大福(1個200円ほど。黒あんと白あんがある)、数種類の米をブレンドした上新粉のすあま、栗入りのどら焼き、刻んだ栗を入れた栗まんじゅう、ごまを付けて焼く素朴な四方焼がある。贈答用には、伝統の製法でじっくり煉りあげた栗羊羹もある。

おはぎは千葉県産もち米を使い、粒を残した大きなサイズで、1個500円ほど。だんごは国産の上新粉で作り、1本130円ほど。おはぎとだんごは冬の間、店頭に出さない時期がある。

季節の品も多い。1月から4月ごろまではいちご大福、端午の節句の前後には柏餅(こしあんとみそあん)、夏には水羊羹と水大福が並ぶ。菓子は注文を受けてからではなく、毎朝その日の分を作って店先に並べるため、売り切れた品はその日のうちに終わりとなる。

材料とつくり方

材料選びは店の方針の中心にある。もち米と小豆は産地や出来を見て選び、卵や砂糖も質を確かめて使う。あんは前日から小豆を煮て炊き上げ、こしあんは丁寧に漉して滑らかに、おはぎ用の粒あんは粒の形を残す。柏餅は、柔らかく搗いた餅でこしあんやみそあんを包み、柏の葉でくるむ。みそあんは、甘みの中にほのかな塩気がある。どの菓子も、保存料に頼らず、その日のうちに食べてもらうことを前提に作っている。

店舗と所在地

本店は、千葉県内の市の中心部に近い要町にあり、最寄り駅から徒歩で約3分。店先に菓子を並べた小さな和菓子屋で、ガラス戸を開けるとすぐに売り場がある。営業は日中が中心で、定休日がある。贈答用の詰め合わせや、慶事・仏事の菓子は、あらかじめ電話などで相談すると用意してもらえる。駐車場は広くなく、近所の人は歩きや自転車で訪れることが多い。

地域とのかかわり

端午の節句には柏餅を求める人が増え、彼岸にはおはぎを買い求める人で店先がにぎわう。冬至の頃には、店先にゆずなど季節のものが並ぶこともあり、和菓子だけでなく、暮らしの節目を感じさせる店として親しまれている。ひなまつりの前には、あられ用の餅を分けてもらう人もいる。近所の人にとっては、こどもの日やお彼岸、ちょっとした来客のときに思い出す、身近な菓子屋である。

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