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うどん屋の瀧本(うどんやのたきもと)

別名: 瀧本

広島県安芸郡の富中町にある、ごぼう天が名物のうどん店。ごぼう2本分の大きなごぼう天と、しっかりしただしのうどんで知られる。

概要

うどん屋の瀧本は、広島県安芸郡の富中町にあるうどん店である。名物は、ごぼうを2本分使った大きなごぼう天で、丼や皿からはみ出すほどの存在感がある。地元では「瀧本」と呼ばれ、昼どきには近隣の勤め人や買い物客でにぎわう。看板には「下品なぐらいにだしが濃いうどん」という趣旨の言葉を掲げ、しっかりした味のだしを前面に出している。住宅地に溶け込んだ小さな店だが、ごぼう天を目当てに遠方から訪れる客も少なくない。

所在地とアクセス

所在地は、広島県安芸郡富中町の大巣地区である。最寄りは安備線の矢河駅で、徒歩でおよそ5分。大型の商業施設からも歩いて5分ほどの距離にあり、住宅と店舗が混在する通り沿いに店を構える。車で訪れる客も多いが、店の前の駐車場は3台分しかなく、ほかの区画は隣の焼肉店の駐車場に接している。そのため、時間帯によっては待つことがある。徒歩や自転車で立ち寄る近所の客が多いのも、この店の特徴である。

店内と営業

店内はカウンター6席とテーブル6卓で、注文は卓上のタブレットで行う。注文から提供までは7分ほどである。昼の営業は11時から15時までで、夜は17時から20時まで。夜の営業は水曜日以外の日にあたり、月曜から水曜は昼のみの日もある。定休日は不定で、仕込みの都合で休むことがあり、ガラス戸の貼り紙で知らせる。暖簾が出ていなければ休みの合図で、常連は貼り紙を見て日を改める。

名物のごぼう天

ごぼう天は、長さ15cmほどのごぼうの天ぷらを井桁に積み上げた形で出される。その高さは広島県内でも指折りといわれ、見た目から「ごぼう天ジェンガ」とも呼ばれる。ごぼう2本分の量があり、いんげんの天ぷらが添えられる。味つけは、カレー塩のほか、つゆにつけるなど複数の食べ方ができる。食べきれなかった分は、容器を借りて持ち帰れる。揚げたては衣が軽く、ごぼうの香りが立つ。つゆを吸うと衣がやわらかくなり、食べ進めるうちに異なる食感を楽しめる。ごぼうが太いため、歯にはさまりやすいという声もある。

うどんとだし

うどんは、コシのある麺と、濃いめに引いただしの組み合わせが持ち味である。だしは、かつお節やいりこなどの香りを強く出したもので、ごぼう天の油とよく合う。温かいうどんのほか、夏場は冷やしうどんにごぼう天をのせた一杯も出る。ごぼう天をのせたうどんは、肉ごぼう天うどんなど数種類があり、値段は500円台から。量が多いため、ごぼう天は半分を残して持ち帰る客もいる。

地域とのかかわり

店は、近くに住む家族連れや、配送などの仕事の合間に立ち寄る人に親しまれている。雨の日の昼や、仕事帰りの一杯として利用されることが多い。夫婦で二人分の冷やしうどんを頼み、大きなごぼう天を分け合う姿もよく見られる。仕込みを大切にする店のため、急に休むこともあるが、それも含めて地元の人は店の持ち味として受け止めている。住宅街の中で、日常の食事の場として根づいている。