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臼野みなと病院(うすのみなとびょういん)
臼野市の港の近くにある、医療法人社団 潮見会が運営する約120床の中規模の病院。内科・整形外科・リハビリ科などを備え、急性期から在宅復帰までを一つの病院で支え、1974年に創立された。
概要
臼野みなと病院は、大分県の海沿いの小さな港町、臼野市の港の近くにある病院である。医療法人社団 潮見会が運営し、病床は約120床。大きな総合病院ほどの規模ではないが、町の人にとっては「困ったらまずここ」と頼られる、中規模の地域病院である。1974年に創立され、半世紀にわたって港町の暮らしとともに歩んできた。
理念と方針
運営法人の潮見会は、「患者さまのために」という考えを医療の土台に置いている。院長は、診察や治療の方針を決めるときに「自分が患者だったら、自分の家族が患者だったら」と考えることを大切にしている。大きな基幹病院とは日ごろから連携し、手術や高度な検査が必要な場合は速やかに橋渡しをして、治療が途切れないようにしている。
診療科
診療科は、内科、整形外科、リハビリテーション科のほか、外科、脳神経外科、循環器内科、呼吸器内科、消化器内科、糖尿病・内分泌代謝内科、腎臓内科、眼科などをそろえる。なかでも整形外科とリハビリ科は、骨折やひざ・腰の痛みで通う高齢の人が多く、病院の柱の一つになっている。脳血管の病気や糖尿病、人工透析の専門外来もあり、港町に多い長期の通院にも対応している。外来は平日の午前を中心に診察し、一部の診療科は午後にも受け付ける。
病棟の構成
入院の病棟は、症状の重い人を長く診る特殊疾患病棟、急性期を過ぎた人が家に戻る準備をする地域包括ケア病棟、長期の療養を支える療養病棟の三つの役割に分かれている。あわせて、介護が必要な人が暮らす介護医療院も併設しており、病気の発症から治療、リハビリ、在宅復帰、その後の療養や介護まで、急性期から慢性期までを一つの病院で続けて見守れるのが特色である。電子カルテを導入し、病棟や訪問看護の部門ではスタッフの間で情報を共有して看護にあたっている。
リハビリと在宅復帰
入院中は、医師、看護師、リハビリのスタッフが一人ひとりの状態に合わせて計画を立て、歩く、立つ、食べるなどの訓練を進める。退院が近づくと、自宅の段差や家族の介助の仕方を一緒に確認し、必要に応じて訪問看護へつなぐ。港で働く人や漁を営んできた人が多い土地柄、足腰のけがや病気のあとに、また元の暮らしへ戻れるよう支えることを大切にしている。
所在地とアクセス
病院は臼野市の港に近い一角にあり、潮風のふく通りに面している。最寄りの駅からは歩いて10分ほどで、車でも通いやすい。県庁所在地の大文市までは車で40分ほどの距離だが、日ごろの診察や入院、リハビリは市内で済ませられるため、遠くの病院へ通うのが難しい高齢の人にとって大切な存在である。
沿革
1974年に医療法人社団 潮見会が病院を創立した。その後、時代の求めに合わせて、整形外科やリハビリ科の充実、人工透析や糖尿病などの専門外来の開設、地域包括ケア病棟や介護医療院の整備を進め、急性期から在宅復帰までの流れを一つにまとめた現在の姿になった。
地域とのかかわり
古い商店街と漁港をもつ港町の中で、病院は病気やけがの治療だけでなく、退院後の暮らしの相談や訪問看護を通じて、町の人の毎日を支えている。受付では、月の初めに保険証の番号や有効期限を一人ひとり確認するなど、窓口の丁寧な対応も町の人に知られている。パート職員の募集も行い、地元の人の働く場にもなっている。