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やまぶき亭(やまぶきてい)
山室市の町にある弁当・惣菜の店。揚げ物や煮しめを看板に、自社工場でつくった弁当や惣菜、おにぎり、寿司などを、熊本県を中心に九州北部の店で売っている。
概要
やまぶき亭は、山室市の町にある弁当・惣菜の店である。揚げ物や煮しめを看板に、弁当、惣菜、サンドイッチ、おにぎり、寿司などを自社の工場でつくり、店頭で売っている。町の人にとっては、昼や夕方に弁当を買いに寄る身近な店であり、忙しい朝や夜遅くにも立ち寄れる店として親しまれている。
運営は株式会社やまぶき亭が行い、熊本県内を中心に、隣の福岡県、佐賀県、大分県にも店を出している。弁当と惣菜をつくって売る「中食」の会社であり、従業員は約2,100人、資本金は5,000万円である。
沿革
創業は1968年で、はじめは「有限会社山吹商店」という小さな商店として、山室市の町で弁当と惣菜を売りはじめた。1973年に株式会社へ組織を改め、店の数を少しずつ増やしていった。
1971年ごろには、ちくわとマヨネーズ味の具を合わせた和え物の惣菜を考案した。つくり方は簡単だが、これが評判を呼んで大きく売れ、店の看板商品のひとつになった。その後は弁当の種類を増やし、うどんや丼物を出す飲食の店、惣菜だけを扱う専門店にも広げていった。
工場も段階的に増やしている。山室市の本社工場に加え、福岡県に工場を設け、2021年には県南の工場が稼働を始めた。大分県でも新しい工場が2025年に動き出す予定とされ、広い範囲の店へ毎日つくりたてを届ける体制を整えてきた。
事業と商品の特徴
主力は、ごはんにおかずを組み合わせた弁当である。からあげやコロッケ、エビフライといった揚げ物を中心に、煮しめ、焼き魚、卵焼き、漬物などが入る。惣菜は単品でも売られ、煮しめや揚げ物、和え物などを、食べたい分だけ選んで買える。
このほか、おにぎりやサンドイッチ、寿司、麺類など、軽い食事に向く品もそろえる。弁当や惣菜は自社の工場で大量にまとめてつくり、各店へ運んで並べる仕組みで、味と値段をそろえながら、毎日つくりたてを店頭に出すことを大切にしている。朝や夜遅くにも買える店が多く、通勤や通学の途中、仕事帰りの食事にも使われる。
店舗と所在地
本社と本社工場は山室市にあり、店は熊本県内を中心に、福岡県、佐賀県、大分県へ広がっている。弁当と惣菜を売る店のほか、うどんや丼物を出す飲食の店、惣菜だけを扱う専門店など、いくつかの形の店がある。住宅地や幹線道路ぞい、駅の近くなど、日々の暮らしの動線に近い場所に店を置くのが特徴である。
地域とのかかわり
山室市は山あいと平地の境にあり、温泉と古い町並みのある市である。やまぶき亭は、この町で創業した地元の店として、日々の食事に加え、行事や会合の弁当、観光や仕事で町を訪れた人の食事も支えてきた。工場や店には多くの人が働き、パートを含めて地域の雇用にもつながっている。
創業以来、店の看板は揚げ物と煮しめといった、家庭の食卓になじんだおかずである。事業が九州北部に広がったいまも、「家で食べるような味を手軽に」という姿勢は変わらず、町の人に長く親しまれている。