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米戸中央病院(よねどちゅうおうびょういん)
米戸市の海ぞいの地区にある総合病院。国の制度にもとづく独立行政法人が運営し、働く人の病気やけがの治療と予防を柱に、市内と周辺地域の中核病院を担う。363床・23診療科をもつ。
概要
米戸中央病院は、米戸市の海ぞいの新野地区にある総合病院である。国の制度にもとづく独立行政法人が運営しており、働く人の病気やけがの治療と予防を柱にしながら、市内と周辺地域の中核病院としての役割も果たしている。現在の病床数は363床で、診療科は内科系・外科系をあわせて23科にのぼる。
沿革
昭和38年(1963年)6月1日、6診療科・200床の病院として開院した。当初は、労働災害にあった人の治療とリハビリテーションを中心とする、勤労者のための病院という性格が強かった。平成16年(2004年)4月には、運営が事業団から独立行政法人へ移り、平成28年(2016年)4月には現在の独立行政法人へ改組された。開院から60年以上のあいだに、病床は200床から363床へと増え、診療科も徐々に広がって、地域の一般診療にも幅広く応える病院へと育ってきた。
診療科とセンター
内科系では、消化器、糖尿病・代謝、呼吸器・感染症、腎臓、循環器、脳神経の各分野を備える。外科系には、消化器外科、心臓血管外科、脳神経外科があり、このほか小児科、産婦人科、整形外科、皮膚科、泌尿器科、眼科、耳鼻咽喉科、リハビリテーション科、放射線科、麻酔科、歯科口腔外科などが置かれている。
特色ある部門として、次のものがある。
- アスベスト疾患センター:粉じんやアスベストにかかわる病気の診断と相談を行う
- 勤労者脳卒中センター:働き盛りの人の脳卒中の治療と、職場への復帰を支える
- 周産期母子センター:妊娠・出産と新生児の医療を担う
- 腎センター:人工透析など腎臓病の医療を行う
- 高次集中治療を担う病棟:重い症状の患者を、昼夜を通して見守る
勤労者医療と予防
この病院の大きな特色は、仕事が原因で起こる病気やけがに向き合ってきたことである。職場でのけがの治療だけでなく、じん肺やアスベストによる病気、長時間労働や職場のストレスによる心身の不調など、働く人に特有の健康問題を診ている。治療を終えたあとも、リハビリテーションを通じて、もとの職場へ戻れるよう支える取り組みを続けている。事業所への健康相談や、働く人の生活習慣病を防ぐための指導にも力を入れ、治療と予防の両方から勤労者の健康を守っている。
地域医療とのかかわり
救急の患者を受け入れるほか、地域の診療所や病院と連携して、紹介された患者の検査や入院、手術を引き受けている。症状が落ち着いた患者は、かかりつけの医療機関へ戻って経過をみてもらう仕組みで、地域全体で患者を支える体制をとっている。災害時の医療や、市民向けの健康講座にも取り組み、海ぞいの暮らしを支える医療の拠点として、世代を問わず多くの人が通っている。
所在地とアクセス
所在地は、米戸市の海に近い新野地区で、周辺には住宅地と工場、港へ向かう道路が広がっている。市の中心部や駅からは車やバスで通うことができ、広い駐車場も備える。外来は平日の午前を中心に受け付けており、救急は昼夜を通して対応している。