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あけぼの商店街(あけぼのしょうてんがい)
吹原市の住宅地の近くにある、屋根つきの古い商店街。通りの北側に衣料品店、南側に食品店が並び、約90の個人店が日々の買い物と夏の夜店でにぎわう。
概要
あけぼの商店街は、大阪府の吹原市にある、屋根つきの古い商店街である。住宅地のすぐそばにあり、近くの駅から歩いて来られるため、買い物の人や通学の子ども、散歩の人が一日を通して行き交う。商店街の運営は、店主たちでつくる「あけぼの商店街協同組合」が担っている。
アーケードの下には、およそ90の店が並ぶ。雨や強い日ざしの日でも傘なしで歩けることから、暮らしの動線として長く使われてきた。夏は屋根の下が外よりも涼しく感じられ、暑い日の休憩に立ち寄る人も少なくない。
所在地とアクセス
商店街は吹原市の中心部に近い住宅地の中にあり、最寄りの駅から徒歩で行ける距離にある。駅からの通り道にあたるため、通勤や通学の帰りに夕食の材料を買って帰る人も多い。通りは一本の筋に沿って細長く続き、アーケードの屋根が全体をおおっている。
自転車で来る人も多く、通りの出入口付近には自転車の置き場が設けられている。通りの中は歩行者が主役で、時間帯によっては自転車を押して歩くよう呼びかけられている。
歴史
商店街は、昭和の高度経済成長のころ、周辺に住宅地が広がるのにあわせて、近所の商店が軒を寄せ合う形で生まれたと伝わる。当初は屋根のない露店に近い通りだったが、買い物客が雨に濡れないようにとの声を受け、店主たちが費用を出し合ってアーケードを架けた。
その後、住宅地の人口が増えるにつれて店の数も増え、最盛期には通りの端から端まで空きのない店が続いた。のちに大型スーパーが近隣にできて客足が分かれた時期もあったが、組合が中心となって、売り出しやスタンプの催しを続けながら、今の姿を保ってきた。アーケードの屋根や照明は、これまでに何度か張り替えや改修が行われている。
店の並びと特徴
通りの北側と南側では、店の種類にはっきりとした違いがある。北側には衣料品店が多く、肌着や普段着、子ども服などを扱う店が軒を連ねる。南側には食品店が多く、青果、精肉、鮮魚、惣菜、乾物などの店が並んで、市場のような活気がある。
- 北側:衣料品店を中心に、日用品や雑貨の店も混ざる
- 南側:毎日の食材を買える食品店が集まる
- 全体:個人経営の小さな店が多く、店主との会話を楽しみながら買い物ができる
店先では、揚げたてのコロッケやたこ焼きなど、歩きながら食べられる軽食を売る店もあり、買い物の合間のおやつとして親しまれている。店舗数は約90で、空き店舗が出ることもあるが、通り全体の連続した景観は保たれている。
行事と地域との関わり
毎年夏には、商店街の人たちが手作りの夜店を開く。夕方から通りに屋台や遊びの出し物が並び、浴衣姿の子どもや家族連れでにぎわう。屋根があるため、天気が崩れても行事を続けやすい。
そのほか、地域の子どもたちの作品展示や、年末の大売り出し、季節ごとの飾りつけなどの催しがある。近くの学校の児童が絵や書を展示することもあり、商店街が地域の人の顔を合わせる場にもなっている。
周辺と利用のようす
商店街の周囲は住宅地で、昼は主婦や高齢の人、夕方は学校帰りの子どもや勤め帰りの人が多く訪れる。朝は開店前から店の準備をする音が聞こえ、昼すぎには買い物のかごを提げた人が行き交う。土日には、家族連れで買い物や食事に訪れる姿が増える。
近隣には工場も混ざる土地柄のため、仕事帰りに総菜や酒の肴を買う人もいる。大きな店にはない対面の売り買いと、通り全体の古い雰囲気が、この商店街のいちばんの持ち味となっている。