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粟瀬温泉(あわせおんせん)

別名: 粟瀬、粟瀬の日帰り湯、粟瀬温泉元湯、元湯

小柾市の粟瀬町にある温泉地。昭和から続く源泉かけ流しの日帰り入浴施設「元湯」が中心で、朝早くから開き、露天風呂も備える。湯は無色透明のナトリウム塩化物泉。

概要

粟瀬温泉は、小柾市内にある温泉地で、市の西寄りの粟瀬町にある。中心は、日帰り入浴の施設「粟瀬温泉元湯」で、朝早くから開いており、露天風呂も備える。旅館が並ぶ大きな温泉街ではなく、昭和から続く町の温泉銭湯として、地元の人の毎日の湯になっている。源泉の湯を、沸かし直しも加水もせずに浴槽へ注ぐ「源泉かけ流し」で知られ、遠くから湯めぐりに訪れる人もいる。

所在地とアクセス

元湯は小柾市粟瀬町7丁目にあり、市内を通る県道に面している。小柾駅から路線バスで約10分、「粟瀬」の停留所で降りてすぐの場所である。車で来る人が多く、建物の前に約20台分の駐車場があり、少し離れた場所に第2駐車場もある。市内の空港に近い場所にあり、着陸に向かう飛行機が湯船の上の空を低く通っていくことがある。

歴史

粟瀬の一帯は、かつて潟が広がっていた低い土地で、のちに干拓されて田んぼと住宅地になった。この土地で温泉を掘り当て、町の銭湯として開いたのが元湯の始まりで、営業は50年を超える。敷地には、昭和59年(1984年)12月の日付を刻んだ記念の石碑が立っている。脱衣場の境には、男湯と女湯の両方を見渡せる番台が今も残り、昭和のころの銭湯の雰囲気をとどめている。入浴料は県の定める公衆浴場の料金にあわせて改められてきており、2019年ごろは大人440円だったが、その後に値上げされて、いまは大人500円となっている。

泉質と浴場の特徴

源泉は「粟瀬温泉1号源泉」で、泉温は44.5℃、pHは7.7、湧き出す量は毎分約392リットルある。泉質はナトリウム塩化物泉(弱アルカリ性・低張性・高温泉)で、湯は無色透明、なめるとわずかに塩気がある。湯口のまわりでは、湯に溶けたガスが小さな泡になって出てくる。塩分を含む湯は、肌の表面に膜をつくって汗が蒸発しにくくなるため、湯上がりのあとも体が温まりやすいとされる。
内湯は、4人ほどが入れる浴槽を2つつなげたつくりで、一方は泡風呂、もう一方はふつうの深めの湯船になっている。湯温は42〜44℃くらいの熱めで、露天風呂にはそれより温い38℃ほどの湯もあり、熱い湯と温い湯を入り比べられる。ほかに電気風呂、サウナ、水風呂がある。天井には大きな天窓があって、昼は浴室に外の光がたっぷり入る。冬の朝や気温の低い日には、露天の湯気が冷たい空気で冷やされて、ひときわ白く濃く立ちのぼる。

利用案内

営業時間は朝6時から夜22時までで、定休日は火曜日(第3水曜日も休む月がある)。入浴料は大人500円、中学生300円、小学生150円、幼児70円。朝6時の開店直後は、近所の年配の常連が多く、出勤前にひと風呂浴びる人もいる。平日の夕方は比較的空いており、仕事帰りに立ち寄る人が多い。営業時間や休みは時期によって変わることがあるため、訪れる前に確かめるとよい。

周辺

駐車場のわきには、源泉の湯を飲める飲泉場と、だれでも使える足湯がある。湯上がりに、受付で売っている瓶の牛乳を飲む人も多い。まわりは干拓地の田んぼと住宅地が広がる静かな一帯で、空港へ降りていく飛行機を眺められる。小柾駅の東口には、新幹線の開業にあわせて整えられたはばたき広場があり、駅からバスで温泉へ向かう人の待ち合わせにも使われる。

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