生活環境データベース » place
はばたき広場(はばたきひろば)
小柾駅の東口にある駅前広場。新幹線の開業に向けて造り直され、2022年9月23日に使えるようになった。送迎の車やタクシーの乗り場、短い時間なら無料の駐車場、屋根のある歩道、ベンチや植え込みを備え、新幹線で着いた人を最初に迎える場所になっている。
概要
はばたき広場は、小柾市の玄関口である小柾駅の東口にある駅前広場である。小柾駅は2024年3月16日に新幹線が開業した駅で、広場はその開業に向けて造り直された。工事は2022年9月23日(祝日)の午前9時に終わり、この日から使えるようになった。駅の東口は、新幹線を使う人の出入口にあたる。在来線の出入口は西口、南口にはバスの乗り場があり、駅のまわりの三つの広場がそれぞれの役目を分けて受け持っている。広場には車の乗り降りの場所と歩く人のための場所がまとめて置かれ、ベンチや植え込みもある。新幹線で着いた人や送り迎えの人、近くの施設へ向かう人が、朝から夜まで行き来する。
所在地とアクセス
広場は小柾駅の高架の駅舎の東側に面している。改札を出て東口へ下りると、すぐ広場に出る。駅には、新幹線と第三セクターの鉄道の在来線が乗り入れている。新幹線の速達タイプの列車に乗れば、東京まではおよそ2時間40分で行ける。市内には空港もあり、東京へ向かう手段としては、空港からの飛行機と新幹線のどちらも選べる。広場から歩いてすぐのところに、建設機械の展示施設「柾の杜」と、科学館「サイエンスヒルズこまさ」がある。少し先には公立小柾大学のキャンパスもある。
歴史
小柾駅は1897年に開業した、県内で最も古い鉄道の駅である。それから120年あまり、在来線の駅として使われてきた。新幹線の駅は、2022年8月に駅舎の工事が終わった。設計のテーマは「地元の伝統を未来へつなぐターミナル」である。ホームの階には、白いガラスがギザギザに並ぶ外観がある。これは雪をかぶった白嶺山の尾根を表しており、ホームから山がよく見えるようにする役目もある。駅の東西の広場は、新幹線の開業に合わせて造り直された。東口は2022年9月に工事を終え、送迎用の駐車場、タクシーの乗り場と降り場、一般の車の乗降場が新しくできた。西口には、送迎用の乗降場や有料の駐車場、タクシーの降り場、路線バスのロータリーが置かれた。2024年3月16日・17日には、新幹線の開業を祝う催しがこの広場をメイン会場に開かれた。
施設と特徴
- 駐車場:送迎用の有料駐車場が20台分ある。入ってから30分以内は無料で、そのあとは30分ごとに100円、1日の上限は1,000円である。
- 乗降場:一般の車の送迎用の乗降場が7台分ある。タクシーの乗り場と降り場も東口にまとめてある。荷物を積み下ろす車がちょっと止まる場所としても使われる。
- 歩行者空間:歩く人のための通路と屋根があり、雨や雪の日でも濡れずに駅と行き来できる。雪の多い土地なので、歩道には雪を溶かす設備も整えられた。
- 休憩の場:ベンチと植え込みがあり、列車を待つ間に腰を下ろしたり、待ち合わせをしたりする人が多い。駅舎の中でも、県産の木でつくったベンチや地元の焼き物、石材が使われており、広場と合わせて土地の素材を見せるつくりになっている。駅のまわりの花と緑は、市が手入れを続けている。
行事と利用
広場から科学館の前までの一帯では、毎日、日が沈んでから21時まで、季節ごとに内容の変わるプロジェクションマッピングが行われている。常設のものとしては日本海側で最大級といわれる。新幹線の延伸が近づいたころには、開業までの日数を示すカウントダウンボードが、改札口の前とこの広場の2か所に置かれた。ふだんの朝は、スーツケースを持った旅行者や出張の人がベンチで列車を待つ姿が目立つ。駅前の土産物店が開店の準備をする光景も見られる。新幹線の開業から、駅前の人の流れは大きく変わった。
周辺
東口から歩いて1分ほどのところに、地元ゆかりの建設機械メーカーが創立100年を記念して2021年に整えた「柾の杜」がある。世界最大級のダンプトラックの展示、旧本社の社屋を復元した建物、加賀地方の里山を再現した庭がある。そのとなりの「サイエンスヒルズこまさ」は科学館で、正面に芝生の広場がある。公立小柾大学の中央キャンパスも駅の近くにある。駅の東側では、オフィスやホテル、店舗が入る複合ビルの計画も進められ、広場を中心に新しいまちの顔がつくられつつある。