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あやめの湯(あやめのゆ)

別名: あやめの湯、あやめの湯温泉

長野県内の駒ヶ峰市にある、にごりのないさらっとした湯の日帰り温泉施設。山並みを望む露天風呂と、早朝からの朝風呂で、地元の人や山歩きの帰りの人に親しまれている。

概要

あやめの湯は、長野県内の駒ヶ峰市にある日帰り入浴専門の温泉施設です。湯はにごりのないさらっとしたアルカリ性単純泉で、肌あたりがやわらかく、長くつかっていても疲れにくいと言われます。市の西側にそびえる山並みのふところに建ち、広い露天風呂から山の景色を眺めながら入浴できます。宿泊の設備はなく、地元の人が日常の湯として通うほか、山歩きや観光の帰りに立ち寄る人も多い施設です。にごり湯のような強い個性はありませんが、そのぶん軽く入りやすい湯として、年配の方から子ども連れまで幅広く親しまれています。

所在地とアクセス

所在地は駒ヶ峰市の東部、峰東地区にあたる山すその一角です。民営の鉄道会社の駒ヶ峰駅からは、山の観光地へ向かう路線バスで16分ほどの停留所で降り、そこから歩いて行けます。自動車の場合は、高速道路の駒ヶ峰インターから県道を約2.5km進んだ場所で、約100台分の無料駐車場があります。朝の早い時間帯は駐車場に余裕があり、日曜でも比較的静かに過ごせます。駐車場の植え込みには季節ごとの草木が育ち、霧雨の朝にはしっとりとぬれた葉が見られます。

浴室と泉質

浴室は内湯と露天風呂が中心です。内湯の湯温は41℃前後で、露天は少しぬるめに保たれているため、長くつかりたい人には露天が向いています。寒い朝は、洗い場で体を流してからまず内湯で5分ほど温まり、そのあと露天へ移ると、のぼせずに長く入れると常連の間で言われています。そのほか、ジェットバス、薬湯、サウナが備わっています。貸切風呂や温泉プールのような区画はなく、あくまで大きな共同浴場として使われます。泉質のアルカリ性単純泉は、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、皮膚炎、冷え性などに効能があるとされています。タオルとバスタオルは有料で、石けん、シャンプー、ドライヤーは無料で使えます。

利用の案内

営業時間は日中が基本ですが、早朝の7時から開ける日もあり、朝風呂を目当てにする常連もいます。閉館は夜9時で、最終の入館はその少し前です。入浴料は大人が数百円ほどの手ごろな設定で、回数券も用意されています。休館日は月に数日あり、設備の点検や清掃のために設けられています。湯上がりには休憩室で涼むことができ、水分をとってゆっくり過ごす人の姿がよく見られます。

季節の楽しみ

露天風呂の周囲は、四季の移り変わりが感じられる場所です。春は近くの桜のつぼみがふくらむのが湯船から見え、夏は緑の濃い山並みが広がります。秋は紅葉が山すそから色づき、冬は冷え込んだ朝に露天の湯気が白く高く立ちのぼります。霧雨の朝には、湯気と細かな雨がまじって遠くの山が白くかすみ、静かな景色になります。気温の低い朝ほど湯のあたたかさがよくわかるため、季節の変わり目に訪れる人も少なくありません。

地域とのかかわり

あやめの湯は、駒ヶ峰市の山あいの温泉のあるまちの暮らしを支える日常の湯です。月に数回通う人が多く、脱衣所で顔なじみと近況を話し、挨拶を交わす場にもなっています。山歩きや観光の帰りに汗を流す旅の人にとっても、気軽に立ち寄れる休憩の場所です。朝の静かな時間から夜まで、それぞれの暮らしの区切りに合わせて使われています。

周辺

周辺は山すそののどかな地域で、住宅地や畑のほか、山の観光地へ向かう道が続いています。近くの神社として、大きな杉のある若宮神社があり、散歩の途中に立ち寄る人もいます。市内には駒ヶ峰市ならではの山の景色が広がり、湯上がりの散策にも向いています。

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