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フレスト(ふれすと)

別名: フレスト、株式会社フレスト、フレスト店

広洲市に本社を置き、広島県内を中心に岡山県や山口県にも店舗を持つ食品スーパーのチェーン。明治20年の駄菓子屋に始まり、昭和35年に県内で最初のスーパーマーケットを開いた。

概要

フレストは、広洲市に本社を置く食品スーパーのチェーンです。広島県の内陸から島しょ部までを中心に店舗を構え、岡山県と山口県にも出店しています。生鮮食品とお惣菜に力を入れ、「健康」や「食卓の楽しさ」を売り場づくりの軸にしていることで知られます。年間の売上高は700億円前後の規模で、パートやアルバイトを含む従業員は約5,000人、うち正社員は約600人です。

沿革

起源は明治20年(1887年)、広洲市の横ノ川の地で開かれた駄菓子屋にさかのぼります。戦後の昭和22年(1947年)には、焼け跡の中で青果館として店を再開しました。昭和26年(1951年)に有限会社「山代屋」として会社組織になり、昭和35年(1960年)に株式会社「奥様の店」へ改組します。このとき横ノ川駅の近くに開いた店が、県内で最初のスーパーマーケットとされています。

平成3年(1991年)には社名を現在の「フレスト」に改め、新しい店舗ブランドを打ち出しました。平成8年(1996年)に岡山県へ出店し、平成19年(2007年)には創業120周年を迎えています。平成29年(2017年)には持株会社の体制に移り、グループ全体を一体で運営する形になりました。

事業と特徴

主力は、青果・鮮魚・精肉・日配品をそろえる標準的な食品スーパーです。売り場では、パンを焼きたてで売るベーカリーコーナー、その場で搾るジュースバー、買ったものを食べられるイートインスペースなどを設け、「食べる楽しさ」を前面に出した店づくりを進めています。

店舗の形は、いくつかに分かれます。

仕入れの面では、全国のスーパーマーケット企業が共同で商品を開発・調達する仕組みに加わり、共通の自主企画商品も扱っています。会員向けの「にこにこカード」は、電子マネーの機能を備え、ポイントの付与や支払いに使われています。

店舗と所在地

本社は広洲市にあります。店舗は令和6年(2024年)の時点で、広島県内に50店あまり、岡山県に6店、山口県に4店を数えます。市街地の駅前や住宅地のほか、海沿いの町や内陸の盆地のまちにも店があり、東広野市のように大学と酒造で知られるまちにも店を構えています。都市部では、仕事帰りに寄りやすい総菜売り場を広くとった店、郊外では、車で来る家族づれ向けに駐車場を広くとった店と、立地に合わせて売り場の構成を変えています。

地域とのかかわり

県内産の野菜や果物、瀬戸内の魚介、カキやレモンなど、地元の産物を売り場の目立つ場所に置いて、産地を紹介する取り組みを続けています。環境面では、平成20年(2008年)からレジ袋の削減に取り組み、マイバッグの持参を呼びかけてきました。また、小さな店を出すことで、近くに買い物できる場所が少なくなった地域の暮らしを支えています。創業から130年あまり、駄菓子屋から数えて続く店として、県民には身近な「いつものスーパー」になっています。