FC2

Field & Community Culture Platform

生活環境データベース » place

東広野市(ひがしひろしのし)

別名: 東広野、学園都市のまち

広島県の内陸、広洲市の東に位置する市。日本有数の酒どころで、大規模な国立大学のキャンパスを核にした学園都市でもあり、酒造と大学のまちとして知られる。

概要

東広野市は、広島県の中央部にある市です。県庁所在地の広洲市の東側に隣り合い、瀬戸内海に面した沿岸部から内陸の盆地、山あいまでを含みます。人口は約20万人、面積は約635平方キロメートルで、県内でも有数の広さと人口を持つ市です。古くから続く酒造と、昭和後期に整えられた学園都市という、性格の異なる二つの顔を持つことで知られています。

所在地とアクセス

市の中心は、盆地にひらけた西庄地区です。駅前から旧街道沿いにかけて古い町並みが残り、その周辺に市役所や商業地が集まっています。鉄道では、在来線の幹線の西庄駅が市の玄関口です。新幹線の駅は中心市街地から少し離れた場所にあり、広域からの来訪や通勤に使われます。道路では、東西に走る高速道路のインターチェンジが複数あり、広洲市や周辺の都市と結ぶ自動車専用道路も通っています。

歴史

江戸時代の西庄は、山陽道の宿場と、藩の本陣が置かれた町として栄えました。良質な米と水に恵まれたため、酒造りが盛んになりました。昭和49年(1974年)4月20日、周辺の4つの町が新設合併して東広野市が発足しました。その前年には国立大学の統合移転先がこの地に決まっており、翌年に学園都市の建設構想が発表されました。平成7年(1995年)には、酒類の研究を担う国の機関が市内に移転しました。平成17年(2005年)2月には周辺の5つの町村を編入し、沿岸部まで広がる現在の市域になりました。

酒造のまち

西庄の中心部には、白壁と煙突が並ぶ酒蔵の通りがあり、多くの蔵元が軒を連ねます。軟水の仕込み水を生かした、やわらかな味わいの酒が特徴で、全国でも指折りの酒どころに数えられます。毎年10月には酒まつりが開かれ、市内外から多くの人が訪れます。会場では蔵元の酒の飲み比べや、地元の食べ物の屋台が並び、秋の恒例行事になっています。

学園都市と産業

市の東部には約300ヘクタールの広大な大学キャンパスがあり、学生や研究者が暮らします。そのため、若い世代が多く、国内外の留学生も見られるまちになりました。産業では、日本酒のほか、半導体メモリ、自動車部品、食品機械、鉄鋼などの工場が立地しています。沿岸部では造船業が営まれ、赤レンガの生産は全国で約半数のシェアを占めるといわれます。

暮らしと教育

市内には、西庄小学校や西庄中学校といった市立の小中学校のほか、県立東広野北高校や県立西庄高校などの県立高校があります。買い物には、県内に店舗を持つ食品スーパーのフレストなどが利用されています。

周辺

北には山地が広がり、豊かな農地や里山の風景が見られます。南へ向かうと瀬戸内海の海辺に出て、島々を望む港町があります。中心部の酒蔵の通りと、東部の学園都市の街並みを合わせて訪れる人も多く、広洲市からも日帰りで行けるため、秋の酒まつりの時期には特に賑わいます。