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はまなす公園(はまなすこうえん)
柳瀬市の住宅地の中にある、ベンチと小さな広場を備えた市立の街区公園。歩いて来られる範囲の人が、散歩や休憩、子どもの遊び、立ち話に使っている。
概要
はまなす公園は、山口県南東部の柳瀬市の住宅地の中にある、小さな市立の公園である。都市公園法でいう「街区公園」にあたり、歩いて来られる範囲に住む人の日常の利用を目的としている。入園は無料で、柵や門はなく、いつでも出入りできる。
園内にはベンチが置かれ、散歩の途中や買い物の帰りに腰をおろして休む人の姿が多い。名前は、海辺の砂地に咲くバラ科の花「ハマナス」にちなむとされ、園の一角に植えられた低木が、初夏に淡い紅色の花を咲かせる。
所在地とアクセス
所在地は柳瀬市内の住宅街で、せまい生活道路に面している。街区公園は、国の基準では誘致距離を半径250mほどとして配置されるのがふつうで、はまなす公園も、徒歩数分の範囲にある家々の「近所の公園」として位置づけられている。
最寄りの駅やバス停から歩いて行ける距離だが、広い駐車場はない。車で訪れる人はほとんどおらず、利用者の大半は徒歩か自転車で来る近隣の住民である。
設備と特徴
面積は、街区公園の標準である約0.25ヘクタール(2,500平方メートル)に近い小規模なもので、次の設備がそろっている。
- 木製と金属を組み合わせたベンチ(数脚)
- 小さな広場と、水はけのよい砂地の部分
- 低木の植え込みと、夏に日陰をつくる数本の木
- 手洗い用の水道
大きな遊具や運動施設はなく、全体に静かな雰囲気である。ベンチは日当たりのよい場所と木陰の両方にあり、季節や時間に合わせて座る場所を選べる。足腰に不安のある高齢の人にとっては、家から歩いて行ける途中の休憩場所にもなっている。
歴史
公園は、昭和の後半に住宅地が広がるなかで、宅地の開発にあわせて整えられたものと伝わる。当初は砂場と簡単な遊具のある児童向けの広場だったが、周辺の住民が高齢化するにつれ、ベンチや植え込みを充実させる方向で手が入れられてきた。
管理は市の担当課が行い、草刈りや植え込みの剪定は年に数回、定期的に実施される。日々の掃除や花がらの始末には、近所の人たちが自発的に手を貸すことも多い。
行事と利用
ふだんの公園は、朝夕の散歩、立ち話、子どもの短い遊びに使われる。春は近隣の子ども連れが増え、初夏のハマナスの花の時期には、写真を撮りに立ち寄る人もいる。
介護や福祉のサービスの一環として、デイサービスの利用者が天気のよい日に職員と散歩に出て、ベンチで10分ほど休んでから戻るといった使われ方もある。外へ出て歩く目標として、ほどよい距離にある小さな公園は役に立っている。
災害時には、近隣の人がひとまず集まる場所として想定されている。
周辺
周囲は戸建ての住宅が中心で、小さな商店や診療所、食堂などが歩ける範囲に点在する。同じ市内には、すみれ公園のような、似た規模の街区公園もある。柳瀬市は瀬戸内海に面した市で、白壁の商家の町並みで知られるが、はまなす公園のあたりは観光客の姿の少ない、落ち着いた暮らしの場である。